ビットコイン投資初心者の失敗談まとめ|大損を避ける仮想通貨取引のコツを徹底解説

Summary of Bitcoin Investment Beginners Failures
田中 美咲(初心者)

ビットコインって、やっぱり危ないんですか?

中本 隼人(講師)

実は、ビットコインで失敗する人にはある共通点があるんですよ!

SNSを見て「自分もビットコインで稼ぎたい!」と思ったものの、まわりから「危ないからやめとけ」と止められた経験はありませんか?

実際、ビットコイン投資を始めたばかりの人が「気づけば年収以上の金額を失っていた」「売るタイミングがわからずパニックに」といったトラブルに巻き込まれることは、珍しくありません。

本記事では、ビットコイン投資初心者に多いリアルな失敗談を紹介しつつ、「どうすれば失敗を回避できるのか?」をわかりやすく解説します。

無防備にビットコインの世界に足を踏み入れたくない人は参考にしてください。

この記事で解決できるお悩み
  • 初心者がやりがちな失敗パターンを事前に知っておきたい
  • 「やばい」「危険」と言われる理由をちゃんと理解したい
  • 大損しないための買い方・始め方を知りたい

\100円からビットコインが買える国内取引所 /

目次

ビットコイン初心者の失敗談まとめ【知恵袋】

Bitcoin beginner mistakes

ビットコイン投資には夢がある一方で「怖い」「難しい」と感じる人が多いのも事実。実際にビットコインで損した人のリアルな声は以下の通りです。

「年収を超える金額をたった半年で溶かした。」

<投稿の要約>

ある主婦が「夫が半年で年収以上の金額をビットコインで失った」と投稿しています。ご主人は結婚前からの個人資産を使っていたため、家庭のお金には直接影響しないものの、こっそり投資していたことや金額の大きさに不安を感じている様子です。今後、家計の貯金に手を出すのではないかと心配しており、離婚も頭をよぎっていると語っています。

<ベストアンサーの要約>

回答者は「個人資産で損をしたなら問題ない」としつつも、短期的な売買で損をしたのはもったいないとコメント。ビットコインはインフレ対策として世界中で買われており、むしろ長期保有が基本の投資スタイルだと説明しています。「ブロックチェーンや仮想通貨の仕組みを理解すれば、なぜ高騰するのかも見えてくる」と前向きなアドバイスで締めくくられています。

参考:Yahoo!知恵袋

上記から見えてくるのは、「知識がないまま大金を突っ込むことの怖さ」です。

実際の生活を想像してみてください。毎月コツコツ貯めた100万円が、数週間で50万円に減ってしまったら。悔しさや不安で冷静な判断ができなくなり、損失を取り戻そうとして、さらに状況が悪化する可能性があります。

ビットコインは「ギャンブル」ではなく「長期投資」に向いています。買ってすぐ売るような短期勝負ではなく、以下のような考え方が大切です。

ビットコイン投資の考え方
  • 最初は少額でスタートする
  • 利益よりもリスクを最小限にする
  • 投資した理由やゴールを紙に書いておく

「自分や家族の生活を守ること」を第一に考えることで、投資はもっと安心して続けられるものになります。

「一日中お金のことで頭がいっぱいです。」

<投稿の要約>

ある主婦が「お金のことばかり考えていてつらい」と訴えています。もともと節約生活で1,000万円以上を貯めてきた努力家ですが、仮想通貨で150万円を増やそうとして失敗し、100万円まで減らしてしまったとのこと。暴落への恐怖からスマホに張りつき、利益が出てもすぐ売ってしまい、結局プラマイゼロ。子どもの世話も手につかず、罪悪感とストレスで食欲もなくなっているそうです。

<ベストアンサーの要約>

回答者は「投資依存になっている状態」とし、毎月コツコツ貯金を続ける大切さをアドバイスしています。必要な支出にポイント活用するなど、日常生活の中でも前向きなお金の使い方ができると提案しています。

参考:Yahoo!知恵袋

感情のコントロールを失った状態で、投資を続ける危険性が感じ取れる投稿です。

お金を増やしたい気持ちがあるのは自然なことですが、家族との時間を犠牲にしてまでスマホにかじりついてしまうのは、本来の目的を見失っているのかもしれません。

同じような失敗を避けるには、以下のような対策が効果的です。

ビットコイン投資の失敗を避ける方法
  • スマホを見る時間・回数を決める
  • 購入した仮想通貨は「売る日」を最初に決めておく
  • 感情的になったら一度アプリを消して距離をとる

また、「お金=安心感」ではなく「お金=手段」として考える習慣も大切です。貯金が減ったとしても、家族との時間や健康があれば取り返せます。

「送金先を間違えました。」

<投稿の要約>

あるユーザーが、暗号資産(ビットコイン)を送金する際にアドレスを間違えたと報告しています。 具体的には、「Check Coin(おそらくコインチェックの間違い)」から「Poloniex」という取引所へBTC(ビットコイン)を送ろうとしたところ、本来のビットコインのアドレスではなく、間違って「BTCD」という別の通貨のアドレスに送ってしまったそうです。 「この場合、ビットコインは戻ってこないのか?」と不安を募らせています。

<ベストアンサーの要約>

回答者は「Poloniexは通貨ごとに専用アドレスを使っているため、間違って送っても時間はかかるが戻ってくることが多い」と回答。ただし、手数料は戻ってこない可能性があるとし、やや楽観的ながら注意も促しています。

参考:Yahoo!知恵袋

初心者がよくやってしまう「送金ミス」の典型例です。仮想通貨の世界では、アドレスを間違えるとお金が消えてしまう危険性があります。

また、中央管理者がいない(非中央集権)ため、銀行のように「間違って振り込んだのでキャンセルを…」と頼めません。

初心者の人には、以下のような予防策をおすすめします。

ビットコイン投資の予防策
  • アドレスをコピペ後に目視で再確認
  • 初回送金は500円などの少額でテスト
  • 万が一のために、サポート体制のある国内取引所を使う

仮想通貨は便利で未来的な仕組みですが、操作ミスの責任はすべて自分にあります。「焦らず・ゆっくり・しっかり確認」を習慣にすることが大切です。

ビットコイン初心者に多い失敗パターンとは?

Common mistakes made by Bitcoin beginners

ビットコイン投資を始めたばかりの人がつまずくポイントには、以下の共通点があります。

それぞれ詳しく解説します。

販売所で取引してスプレッド負けしてしまう

販売所にはスプレッドと呼ばれる「見えない手数料のような差額」があり、知らないうちに損してしまうことがあります。

たとえば以下のようなケースです。

販売所で1ビットコインを600万円で買ったのに、すぐに売ろうとすると570万円でしか売れない。

30万円の差がスプレッドであり、例を基にすれば買ってすぐ売るだけで30万円(約5%)の損になるということです。

スプレッドは以下のようなタイミングでさらに広がることがあります。

スプレッドが広がるタイミング
  • 相場が大きく動いているとき
  • 人気のコインに注文が集中しているとき
  • 深夜や早朝など市場が落ち着いていない時間帯

繰り返し売買するたびに差額で負けてしまうため、「なんで利益が出ないの?」と思ったときは、スプレッドが原因になっていることも多いです。

藤原 麻希(講師)

スプレッドを減らしたい人には「取引所」というもう一つの方法がおすすめです。

急落に動揺して「狼狽売り」してしまう

急落に驚いて、あわてて売ってしまうことを「狼狽売り(ろうばいうり)」と呼びます。

500万円で買ったビットコインが1日で450万円まで落ちて、「もうダメだ!」と焦って売ってしまったものの、その1週間後には600万円に回復して後悔するような状況を指します。

パニック売りを防ぐには、次のようなルールを決めておくのがおすすめです。

パニック売りを防ぐルール例
  • あらかじめ「〇%下がったら損切りする」と決める
  • 「長期保有」と決めたら、頻繁に値動きを見ない
  • 他人に影響されず自分の判断基準をしっかり持つ

ビットコインは、1日で10%以上価格が下がることがよくあります。ビットコインの価格が急落しても慌てず、売るタイミングを事前に決めておきましょう。

送金先を間違えたり出庫手数料を甘く見てしまう

ビットコインを別の取引所やウォレットに移す際、「送金先アドレスの入力ミス」や「手数料の見落とし」で損をすることがあります。

送金アドレスを1文字でも間違えると、基本的に仮想通貨は戻ってきません。銀行振込のようにキャンセルや問い合わせができないからです。

また、送金するときには数百円~数千円の手数料がかかることもあります。少額を頻繁に送ると、せっかくの利益が手数料で消えてしまうことも。

送金ミスや手数料による損失を防ぐために、以下の対策がおすすめです。

損失を防ぐ対策例
  • アドレスをコピペした後に確認する
  • 初回送金は500円など少額でテストする
  • 送金前に手数料を差し引いた手元に残る金額を計算しておく

送る前に落ち着いて、最後にもう一度だけ確認してからボタンを押すようにしましょう。

上記以外のリスクが気になる人は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】仮想通貨のリスクとは?暴落や取引停止でコインが売れない事態に備える方法

ビットコイン投資が失敗する・うまくいかない人に共通する3つの傾向

Common traits of people who fail at investing in Bitcoin

ビットコイン投資でうまくいかない人には、次のような共通点があります。

「自分も当てはまってないかな?」と振り返るきっかけ作りに参考にしてください。

1.下調べせずに勢いだけで始めてしまう

ビットコインを「なんだか儲かりそうだから」と勢いだけで始める人は失敗する確率が高いです。基本の用語やルールがわからずミスをしてしまうからです。

藤原 麻希(講師)

実際、「ロング」「ショート」といった言葉を知らないまま、取引を始めてしまう人も珍しくありません。ほかにも「レバレッジ(少ない資金で大きな額を動かす)」や「ウォレット(仮想通貨の財布)」などの言葉がわからないと、取引に支障をきたすかもしれません。

以下の基礎は最低限学んでおきましょう。

ビットコイン投資における基礎
  • ビットコインの仕組み(ブロックチェーンとは?)
  • 売買方法(販売所と取引所の違い)
  • 税金の知識(利益が出たらどうする?)

面倒かもしれませんが、初めに基礎をしっかり押さえることで大きな失敗を避けられるようになるでしょう。

2.身の丈に合っていない額を投じてしまう

ビットコイン投資で特に危ないのは、自分が無理をしてしまうことです。借金をしてまで投資したり、生活費やボーナスを全額つぎ込んだりすると、ちょっとした価格の変動でパニックになってしまいます。

たとえば、「ボーナス50万円をすべてビットコインに入れたけど、翌週には半分に…」というケース。精神的にも苦しくなってしまうものです。

投資で成功する人は、自分が余裕を持てる範囲で行動しています。具体的には以下の通りです。

ビットコイン投資で成功する人の特徴
  • 貯金の10%以内、毎月の投資額は1万円など、自分なりのルールを作る
  • 損しても「生活に影響がない」と感じる額にする
  • 借金は絶対にしない

「儲けたい!」という気持ちが強くても、まずは余裕をもって楽しめる範囲から投資を始めてみてください。

3.SNSの噂に流されて「イナゴ買い」してしまう

SNSで人気のコインに慌てて飛びつくことを「イナゴ買い」と呼びます。投資初心者にありがちな失敗の一つで、価格が急に上がった仮想通貨にみんなが一斉に群がる状態です。

たとえば、SNSで『〇〇コインが急騰中!』という投稿を見て、「自分も慌てて買ったら、直後に大暴落した…」なんてことはよくあります。

藤原 麻希(講師)

SNSでは「爆上げ確定」や「絶対儲かる」などの投稿が目立ちますが、こうした情報には根拠がありません。初心者を狙った詐欺プロジェクトも多いため、以下のような情報には特に注意しましょう。

注意すべきSNSの情報
  • 「絶対に上がる」など強い言葉であおる
  • 大きな利益を自慢している
  • 聞いたこともないコインを強く勧める

冷静に判断できる自分の軸を持つことが、仮想通貨で失敗しないポイントです。

ビットコイン初心者が「やばい」「危険すぎる」と感じる3つの理由

ビットコイン(暗号資産)を始めようとしたとき、「ビットコイン危ない」「ヤバい」という言葉を聞いて不安になった経験はありませんか?

実はビットコインが「危険すぎる」と感じてしまう理由には、初心者が特に恐れる3つのポイントがあります。

あらかじめリスクを知っておけば、落ち着いて取引を始められるはずです。

どんな理由があるのか、一つずつ詳しく解説します。

1.価格の上下が激しく、一夜で大損するリスクがある

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、値段が一晩で10%以上も変わることがあります。100万円であれば10万円、1,000万円であれば100万円の値動きです。

藤原 麻希(講師)

たとえば、「寝る前は100万円あった投資資金が、朝起きたら50万円になっていた…」ということも珍しくありません。ビットコインFX(少ない資金で何倍もの取引ができる方法)でトレードをしている場合、小さな変動でもすぐに大損につながります。

以下のような人ほど損をしやすいので要注意です。

ビットコイン投資で損をしやすい人
  • 短期間で大きく稼ごうとする人
  • 借金してまで投資する人
  • 常に価格をチェックしてしまう人

ビットコインは長期的にゆっくり増やすつもりで、落ち着いて取り組むことをおすすめします。

2.自己責任なので、ミスしても誰も助けてくれない

ビットコインのような仮想通貨の世界は「すべて自己責任」です。銀行と違って、トラブルがあっても誰も助けてくれません。

藤原 麻希(講師)

先述した通り、仮想通貨を送るときにアドレス(送金先)を一文字間違えただけでお金が戻らないこともあります。ウォレットをなくしてしまったら、自分の資産を永久に取り出せなくなります。

何らかのミスで後悔しないよう、以下のよくあるトラブル例を頭に叩き込んでおきましょう。

よくあるトラブル例
  • 送金アドレスの入力ミス
  • ウォレットのパスワード忘れ
  • 詐欺やハッキング被害

銀行のように問い合わせれば何とかなる世界ではないので、操作は慎重に、パスワードは確実に管理するよう心がけましょう。

3.初心者を狙った詐欺プロジェクトや情報商材が多い

ビットコイン投資の初心者は、SNS広告やLINEのメッセージなどで詐欺プロジェクトに巻き込まれやすいです。

藤原 麻希(講師)

よくあるのは、「絶対儲かるICO(仮想通貨の新規販売)」や「初心者でも簡単に稼げるノウハウ」のような広告を信じてお金を送ったら、運営者と連絡が取れなくなるパターンです。

詐欺かどうかを見分けるポイントは以下を参考にしてください。

詐欺かどうかを見分けるポイント
  • 「絶対に儲かる」「元本保証」をうたっている
  • 有名人の名前を無断で使う
  • 「今すぐ投資しないと損する」と焦らせる

SNSで良い話を聞いても、まずは疑って調べるクセをつけましょう。焦らずじっくり調べることが安全な投資の第一歩です。

ビットコイン初心者が失敗しやすい「やめたほうがいい」取引方法は?

Bitcoin trading methods that beginners are likely to fail and should avoid

ビットコインを含む仮想通貨を始めたばかりの人が失敗するのは、だいたい「やってはいけない取引方法」に手を出したときです。初心者にとってリスクが高すぎる取引方法は何なのか、しっかり知っておきましょう。

「なるべく損したくない!」という人は、次に紹介する3つの取引方法に特に注意してください。

ビットコイン初心者が失敗しやすい「やめたほうがいい」取引方法

値動きに張り付く短期トレード

数分~数十分単位で頻繁に売買を繰り返す「スキャルピング」は初心者には難しい取引方法です。ビットコインの値動きを常に監視しなければならず、精神的に疲れて判断ミスを起こしやすくなります。

5分前に売ったのに、その後すぐに価格が急上昇してしまった!」ということも日常茶飯事です。

藤原 麻希(講師)

また、仮想通貨は24時間取引されるため、夜中に寝ている間に相場が急落して大損する可能性もあります。

短期トレードで利益を出すためには以下のスキルが必要です。

短期トレードで利益を出すための必須スキル
  • テクニカル分析(チャート分析)の知識
  • 市場心理(投資家の感情)を読む力
  • 冷静に損切り(早めに損失を確定すること)を実行する勇気

投資に慣れていないうちは、短期的な売買より長期的な視点を持つことを心がけましょう。

上級者向けのレバレッジ取引

レバレッジ取引(自己資金の何倍もの金額を動かせる取引)は、初心者の人にはあまりおすすめできません。少しの価格変動でも、大きな利益が出る反面、資産が一瞬でなくなることもあるからです。

仮に10万円の資金に10倍のレバレッジをかければ、100万円分の取引ができますが、価格がたった10%下がっただけで資金が全て吹き飛びます。

国内の仮想通貨取引所を利用する場合は「最大2倍まで」というレバレッジ規制が設けられていますが、海外取引所のなかには数百倍、数千倍のレバレッジをかけられる場合があり注意が必要です。

レバレッジ取引の主なリスクは以下の通りです。

レバレッジ取引の主なリスク
  • 小さな価格変動でも強制ロスカット(自動的に損失を確定させられる)が起こる
  • 気づいたら資金がほぼゼロになっている
  • 高い金利手数料が発生し、長期投資に向かない

投資初心者がレバレッジ取引を行うのは、泳げない人がいきなり深い海に飛び込むようなものです。慣れるまでは避けましょう。

よくわからないコインに手を出す

ビットコイン以外にも数千種類のコインが存在しますが、初心者がよくわからないマイナーな通貨ミームコイン(ジョークで作られた仮想通貨)に手を出すのは危険です。

SNSの「爆上げ確定!」のような言葉を信じて購入したら、直後に価格が暴落し資金を失ったという例はよくあります。

マイナーコインが危ない理由としては以下が挙げられます。

マイナーコインが危ない理由
  • 情報が少なく正しい判断が難しい
  • 特定の人物や集団(仕手)が価格を操作している可能性がある
  • 詐欺プロジェクトが多く資金を奪われるリスクが高い

初心者はまず、ビットコインのような安全性が高く情報も豊富なコインに投資するのがおすすめです。

大損を避ける!ビットコイン初心者向け投資のコツ

Bitcoin Investment Tips for Beginners

ビットコイン投資で怖いのは「失敗して大損すること」ですよね。でも実は、初心者でもリスクを減らして安全に投資するコツがあります。

以下では、初心者が失敗を避けるために知っておきたい、シンプルで実践的なコツを3つ紹介します。

「分散投資」と「少額スタート」が鉄則

ビットコイン初心者が最初に意識すべきなのは「分散投資(資金を複数に分けること)」と「少額スタート」です。

仮に貯金の100万円をすべてビットコインに投資したとして、価格が少しでも下がった瞬間にパニックになる人がいるかもしれません。

冷静さを保ったまま投資をするためにも、次のような方法でリスクを抑えるのがおすすめです。

リスクを抑える方法
  • ビットコインだけでなく他の暗号資産(仮想通貨)にも分ける
  • 株式や投資信託など、他の種類の資産にも分散する
  • 最初は失っても困らない程度の少額(数万円程度)でスタートする
藤原 麻希(講師)

投資をゲームに例えるなら、いきなり全力で挑戦するのではなく、まずは小さなステージで練習してから本番に臨むイメージです。大損を避けたい人は、シンプルなルールを守ることを意識しましょう。

「ドルコスト平均法」で価格変動リスクを抑える

ビットコインの激しい価格変動に不安を感じる人には「ドルコスト平均法(一定の金額を定期的に投資する方法)」が最適です。価格が高くても安くても毎月決まった金額のビットコインを購入する方法です。

藤原 麻希(講師)

価格が大きく動いても一度に大金を投じることがないため、相場の急落時に「大きく損してしまう…」という事態を防ぎやすくなります。

ドルコスト平均法のメリットは以下の通りです。

ドルコスト平均法のメリット
  • 高値で買いすぎる「高値づかみ」を避けられる
  • 価格が下がっても焦らずに済む
  • 長い目で見たときの平均購入価格を安定させられる

「いつ買えばいいかわからない…」という人でも、ルールに沿って淡々と続けるだけでOK。初心者でもムリなく始められる投資方法です。

ガチホを盲信せずいつ売るかを決めておく

ビットコインを長期保有する「ガチホ」は人気の投資スタイルですが、ただ持ち続ければいいというものではありません。明確な売却ルールがないまま放置すると、大きな損失につながるリスクがあります。

代表的な売却ルールの例は以下の通りです。

代表的な売却ルールの例
  • 利益が〇%出たら段階的に利益確定する
  • 〇%以上の下落ならすぐ損切りする(事前に損切り設定をしておく)
  • 売却する日付や期間を最初から決める

感情で動くと判断を誤ってしまう確率が増します。初心者こそ「ガチホ=放置」ではなく、明確な出口戦略を持って投資に臨みましょう。

上記以外の仮想通貨での損失を抑える方法が気になる人は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】【ゼッタイ知っておきたい】仮想通貨の損失を抑えるための利確・損切り目安

ビットコイン初心者におすすめの仮想通貨取引所3選

3 recommended exchanges for Bitcoin beginners

ビットコイン投資を安全に始めるためには、信頼性が高く初心者にも使いやすい取引所を選ぶことが大切です。

初心者でも安心して使える仮想通貨取引所は以下の3つです。

ビットコイン初心者におすすめの仮想通貨取引所3選

ビットコイン投資で失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。

1.GMOコイン

GMOCOIN
出典:GMOコイン公式サイト
運営元GMOコイン株式会社(GMOインターネットグループ)
取引手数料・販売所:無料
・取引所:メイカー/-0.01%、テイカー/0.05%(BTC、ETH、XRP、DAIのみ)
取扱銘柄数28種類
最低積立金額500円~
スマホアプリの有無あり(VCTRADE mobile 暗号資産(仮想通貨))

GMOコインは、ネット業界大手のGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。

オリコン顧客満足度調査で総合1位を獲得した実績(2023年)を持ち合わせており、安全性・信頼性を求める人におすすめです。
参考:オリコン顧客満足度®調査 で2冠達成! ~「現物取引」ランキングでは3年連続の総合第1位に!~|GMOコイン

▼おすすめポイント
  • 入金手数料無料、暗号資産送付手数料無料
  • 4画面チャート、スピード注文、急騰急落アラートなどアプリが高機能
  • あるとコインのレバレッジ掛けで空売りできる
  • 現物、レバレッジ、積立、FXなどサービスが豊富
  • 開発者向けにはFX取引のAPIを提供(自動売買OK)
藤原 麻希(講師)

スマホアプリでビットコインの値動きを確認したり、売買できたりするのがGMOコインの魅力です。トレーダーのレベルに合わせ画面の複雑さを調整できるので、自分に合ったチャート画面で取引を始めてみてください。

2.SBI VCトレード

SBIVCTRADE
出典:SBI VCトレード公式サイト
運営元SBIグループ
取引手数料・販売所:無料
・取引所:メイカー/-0.01%、テイカー/0.05%
取扱銘柄数39種類
最低積立金額500円~
スマホアプリの有無あり(VCTRADE mobile 暗号資産(仮想通貨))

SBI VCトレードは、金融業界で有名なSBIグループが運営する安心感抜群の仮想通貨取引所です。

入出金手数料が完全無料であるほか、自動積立投資が可能で月々500円からコツコツ始められることから初心者の人にもおすすめです。

▼おすすめポイント
  • 金融サービス大手のノウハウを活かしたセキュリティ体制が強固
  • 現物、レバレッジ、積立、ステーキングなど取引サービスが豊富
  • 販売所の取引手数料が無料
  • 全39種類の暗号資産を取り扱っておりリスク分散しやすい

初心者向けのわかりやすいスマホアプリ「VCTRADE mobile」が用意されているのも人気ポイント。銀行口座や証券口座をSBIグループでまとめている人にとっては、入出金や管理がとても便利です。

藤原 麻希(講師)

「初めての仮想通貨取引所選びに迷っている…」という人にこそ、SBI VCトレードはおすすめです。

3.コインチェック

運営元コインチェック株式会社
取引手数料・販売所:無料(0.1~5.0%のスプレッドあり)
・取引所:無料(ビットコインのみ)
取扱銘柄数35種類
最低積立金額300円~
スマホアプリの有無あり

コインチェックは、20年以上の歴史を誇るマネックスグループ運営の仮想通貨取引所です。「簡単操作で気軽に始めたい!」という初心者に最適なサービスを提供しています。

▼おすすめポイント
  • ビットコインのみ取引所の手数料が無料
  • 日本最大級の仮想通貨アプリで操作が簡単
  • NFTマーケットプレイスでデジタル資産を楽しめる
  • 国内で唯一「ラップドビットコイン」を扱っている
  • チャット、電話でサポートを受けられる
  • 最大年率5%の貸暗号資産サービスを提供

スマホアプリではチャートや時価評価額を確認できるだけでなく、購入・売却・入出金など、必要な機能がすべて備わっています。

藤原 麻希(講師)

最短5分で口座開設できますので、仮想通貨取引所が決まっていない人は今すぐ登録しましょう。

トレードを始める仮想通貨取引所が決まったら、実際の取引方法の事前チェックも大切です。

以下の記事では基本的な取引方法を始め銘柄選びについても解説していますので、ビットコイン以外にも興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】仮想通貨初心者におすすめな取引の基本と銘柄・取引所の選び方

まとめ

Summary of this article

本記事では、ビットコイン初心者が失敗しがちな取引方法と、安全に始めるためのコツ、おすすめの取引所について解説しました。

仮想通貨はチャンスとリスクが背中合わせ。だからこそ大切なのは、感情で動かず、基本をおさえたうえで少額から始めることです。

初心者が実践すべきポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 分散投資と少額スタートでリスクを抑える
  • ドルコスト平均法で価格変動に振り回されない
  • ガチホに頼らず売る基準を事前に決める
  • 信頼性の高い取引所を選ぶ

何も考えずに買って放置するのではなく、自分の中にルールを持つことが大切です。

藤原 麻希(講師)

ビットコインが気になっている人は、まずは信頼できる仮想通貨取引所で口座を開設し、小さな金額からコツコツ始めてください。自分のペースで学びながら進めていきましょう。

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この記事の監修者

中本 隼人のアバター 中本 隼人 金融&ビジネスライター

大学卒業後、大手インターネット金融グループへ入社。法人営業部長、マーケティング部長を経て2019年に取締役に就任。
現在は暗号資産をはじめとした金融関連、財務会計やマーケティングに関連する記事を監修。
(金融投資歴20年超、暗号資産投資歴10年超)
<保有資格>
FP技能検定2級、日商簿記2級、宅建取引主任者、ほか

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