暗号資産(仮想通貨)の「ウォレット」を耳にしたことがありますか?
実はこの「ウォレット」は、自分の大切な暗号資産を守るうえでとても重要な役割を果たすツールです。
なんとなく言葉の意味から、「暗号資産のお財布のことでしょ?」とイメージ出来るかと思います。
はい、まさにその通りです。
現物の通貨と同様、暗号資産にもお財布が存在します。
結論、ハッキングによる盗難リスク等、自分の保有する暗号資産を守るためには、ウォレットを活用することが絶対必須です!
- 暗号資産の「ウォレット」ってなに?
- 自分の保有する暗号資産を安全に保管したい。
- 暗号資産を盗まれないようにするにはどうすれば良い?
暗号資産の「ウォレット」には多くの種類があるため、少し面倒に感じるかもしれません。
しかしながら、「ウォレット」を使わないのは、自分の現金を道端に置いたままにしているようなものです!
保有する暗号資産をしっかり管理・保管することはとても重要。
これを読めば、盗難リスクを最小限に抑えて、大事な資産を守ることが出来るようになりますよ!
<執筆者経歴>
- 大手インターネット金融グループへ入社後、勤務歴20年
- 営業部長→事業統括部長→事業管掌取締役を経て、現在はおもに金融に関連する記事を執筆
- 金融資産投資歴20年超、仮想通貨(暗号資産)投資歴8年超
<保有資格>
FP技能検定2級、日商簿記2級、宅地建物取引主任者試験合格、他
※本記事の一部において「暗号資産」を「仮想通貨」と表記しています。
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暗号資産のウォレットとは?
暗号資産(仮想通貨)のウォレットとは?
暗号資産における「ウォレット」とは、その名の通り暗号資産を保管する「お財布」のようなものです。
つまり、自分が保有する暗号資産の保管場所を提供するツールのこと。
厳密には、暗号資産へアクセスするための「秘密鍵」を保管するツールのことですが、それに加えて暗号資産の預入れ・保管・出庫といった金庫のような機能も果たします。
「ウォレット」の仕組み
暗号資産におけるウォレット機能を利用するために重要なのが「秘密鍵」と呼ばれる、暗号システムです。
この「秘密鍵」は言わば金庫の暗証番号のようなもの。
ウォレットの所有者を証明する「秘密鍵」がないと、ウォレットにアクセスすることは不可能です。
逆に言うと、「秘密鍵」が漏れてしまうと第三者がウォレットに自由にアクセスできる状態になるリスクがあります。
「秘密鍵」は自分の保有資産を管理するうえで非常に重要なものですから、自分自身でしっかりと管理する必要があります。
暗号資産取引所と「ウォレット」の違い
「暗号資産取引所に資産を預ける=取引所ウォレットを利用している」ことを意味します。
この取引所が提供するウォレットと暗号資産ウォレットの違いは、「秘密鍵」の管理方法によります。
取引所ウォレットでは、「秘密鍵」の管理を自分するのではなく、取引所に管理をおまかせすることになります。
一方、暗号資産ウォレットは、「秘密鍵」を自分で管理しなくてはなりません。
<取引所ウォレットのメリット・デメリット>
詳しいウォレットの種類は後述しますが、取引所によっては、預かっている顧客の保有資産を「ホットウォレット」と「コールドウォレット」双方で管理するなど、顧客資産の保全に対する取り組みが以前よりも強化されています。
具体的には、暗号資産(仮想通貨)交換事業者は、顧客資産としての暗号資産のうち95%以上を信頼性の高い方法(コールドウォレット等)で管理すること。また、ホットウォレットで管理する顧客資産は、同種・同量の通貨を自社保有の暗号資産として保持、かつ自社資産とは分別してコールドウォレットで管理することが義務付けられました。
「ウォレット」を導入する必要性は?
暗号資産取引所のハッキングによる盗難被害のニュースを耳にしたことがあるのではないでしょうか?
その被害額は数千、数万円レベルにおさまらず、数億円といった単位での盗難になるケースが多く、たびたびニュースで取り上げられています。
そのたびに、暗号資産に対する不安や安全性への懸念から価値が乱高下し、「暗号資産(仮想通貨)=怪しいい、危ない取引」というイメージが先行し、その普及・拡大を阻害することを繰り返してきました。
このような状況の中、2017年4月には「資金決済法」が改正され、暗号資産(仮想通貨)交換業者は金融庁に事業者登録することが義務化されました。
具体的には、暗号資産(仮想通貨)交換事業者は、金融庁の登録制となりました。
監督官庁の規制強化により、厳しい監査をクリアした取引所しか事業者として登録が認められないこととなりました。
これにより、ハッキングによる盗難リスクは低下傾向にあることは事実です。
加えて、金融庁の認可を受けた日本国内の暗号資産取引所であれば、顧客資産の分別管理が義務付けられているため、万が一の際にも自分が預けている資金が担保されるがゆえ、比較的安全性は高いと言えます。
一方、もし認可を受けていない取引所を利用しているような場合、その取引所が倒産してしまえば、取引所ウォレットに保管していた保有資産が戻ってこない可能性もゼロとは言い切れません。
さらに、認可有無にかかわらず、暗号資産取引所では多額の通貨を管理・保管しているため、ハッキングを受けるリスクは高く、一度ハッキングされた時の被害額は膨大です。
このように、暗号資産(仮想通貨)の盗難リスクを完全にゼロにすることは難しく、「自分の資産を自分で守る」という姿勢が常に大事です。
その時に役立つのが、取引所ウォレット以外の「ウォレット」です。
暗号資産の保有者は自分の資産のウォレットを導入すれば、自分が保有する通貨をより安全に保管することが可能となります。
ウォレットを導入することは自分の資産を守ることにつながりますので、ぜひとも導入しておきたいところです。
- 暗号資産取引所に対する外部からのハッキングによる盗難リスク
- 暗号資産取引所自体が倒産してしまうリスク
ウォレットの種類はこの2種類
ウォレットと呼ばれる暗号資産の「お財布」にはさまざまな種類が存在します。
初心者には少し複雑で分かりづらいかもしれません。
そこで以下でウォレットを体系的に整理して説明したいと思います。
暗号資産における「ウォレット」には、大きく以下の2種類に分類されます。
- ホットウォレット・・・秘密鍵がインターネット上の保管場所に保管されているウォレット
- コールドウォレット・・・秘密鍵がインターネットから切り離された場所に保管されているウォレット
ホットウォレット | コールドウォレット | |
---|---|---|
主なちがい | インターネットに接続されている (オンライン) | インターネットに接続されていない (オフライン) |
メリット | すぐに取引できる | ハッキングリスクが低い |
デメリット | ハッキングリスクが高い | 入出金に手間がかかる |
種類 | ウェブウォレット デスクトップウォレット モバイルウォレット | ハードウェアウォレット ペーパーウォレット |
以下で、これら2つのタイプと具体的なウォレットの種類について、詳しく説明していきます。
「ホットウォレット」の意味と特徴
「ホットウォレット」とは、「秘密鍵」が、インターネット上に保管されたウォレットのことです。
最大のメリットは、保有する暗号資産(通貨)がつねにインターネット上に存在するため、簡単かつスピーディに預入れ・保管・出庫ができる点です。
一方のデメリットは、自分の保有する暗号資産がインターネット上で保管されているがゆえに、ハッキングやウイルス感染等による盗難被害のリスクが一定程度存在する点です。
以上の特長から、取引頻度の多い短期的な取引(売買)には、「ホットウォレット」の方がスムーズでスピーディーな取引が可能となります。
一方で、暗号資産を長期保有する場合には、後述する「コールドウォレット」の方が安全に保管できます。
ホットウォレットの種類は3つ
「ホットウォレット」は、保管場所の違いにより、以下の3種類に分類されます。
ウェブウォレット
「ウェブウォレット」とは、インターネットに接続されたオンライン上に暗号資産を保管するタイプのウォレットです。
「ウェブウォレット」の代表格が暗号資産取引所が提供する「取引所ウォレット」です。
他にも「MetaMask」のような、ホットウォレットながら「秘密鍵」をオフラインで保管して安全性を高めた暗号資産専用のウォレットも提供されています。
「ウェブウォレット」のメリットは、インターネットに繋がってさえいれば、どこからでも簡単に預入れ・保管・出庫ができる点です。
そのため、手軽に利用できるとともに、取引時に資産をいちいち移動する手間がないのが便利なポイントです。
一方デメリットは、ホットウォレット全体のデメリットである、ハッキングによる盗難リスクや、暗号資産取引所の倒産による資産流出リスクが存在する点です。
デスクトップウォレット
「デスクトップウォレット」とは、自分のPC本体に専用ソフトをインストールのうえ暗号資産を保管するタイプのウォレットです。
インストール型のウォレットであり、自分のPCのローカル環境を保管庫として利用する方式です。
メリットは、自分のPCをオフライン状態、すなわちインターネット環境から遮断すれば盗難リスクを防止できるという点です。
「ウェブウォレット」よりは安全に資産を保管できる反面、自分のPC自体がコンピューターウィルスに感染したり、PC端末の盗難被害、故障といった別のリスクも存在します。
モバイルウォレット
「モバイルウォレット」とは、自分のスマートフォンやタブレット上に専用アプリをインストールして暗号資産を保管できるウォレットです。
PC上で利用する「デスクトップウォレット」よりも、スマートフォン等で手軽に管理できる点がメリットです。
暗号資産ウォレットでいちばん大事な「秘密鍵」をスマートフォンやタブレットの端末内に保管できるため、「ウェブウォレット」よりも、ハッキングのリスクは低くなります。
一方で、デスクトップウォレットと同様、ウイルス感染、本体故障、機器自体の盗難といったモバイル端末ならではのリスクが生じますので、これらのリスクを完全に回避することは難しいでしょう。
さらに加えると、スマートフォンの「機種変更」の際の移行作業に若干手間がかかる点も要注意です。
「コールドウォレット」の意味と特徴
「コールドウォレット」とは、ホットウォレットとは逆に秘密鍵がインターネットから切り離された保管場所に保管されているウォレットのことです。
インターネット上に晒されず切り離された場所に保管できるため、ハッキングによる盗難リスクがなくホットウォレットよりも安全に暗号資産を保管できることが最大のメリットです。
そのため、取引頻度が低くおもに長期保有を目的とする暗号資産は、盗難リスクの低い「コールドウォレット」での保管がゼッタイおすすめです。
一方デメリットとしては、インターネットから遮断されていることで、資金移動するためには一度インターネットに繋がったオンライン環境に暗号資産を移し替える必要があります。
そのため、取引頻度が多い暗号資産に関しては、「ホットウォレット」の方が利便性が高いと言えます。
コールドウォレットの種類は2つ
「コールドウォレット」は、保管媒体の違いにより以下の2種類に分類されます。
ハードウェアウォレット
「ハードウェアウォレット」とは、外付けHDDやUSBメモリーなど物理的なデバイスへ暗号資産を保管するウォレットです。
物理的かつ完全にインターネット環境から遮断できるため、ハッキングによる盗難リスクは限りなくゼロに近づきます。
PC端末に「秘密鍵」を残さないという点も、流出リスクを低減させる効果を発揮します。
一方で、外付けHDDやUSBメモリーのようなデバイス自体がウイルス感染するリスクや、これらのハードウェアウォレット自体を紛失するリスクがあるため、デバイスを厳重に管理する必要があります。
ペーパーウォレット
「ペーパーウォレット」とは、暗号資産の秘密鍵を紙の書面に記載して保管しておくウォレットです。
きわめて原始的な保管方法ではありますが、インターネット環境から完全に遮断されいるという点で、ハッキング等の危険性はほぼゼロと言っていいでしょう。
一方で、紙の書面自体の紛失リスクは非常に高いため、紙の書面をどう保管するか?という別の課題が生じてしまいます。
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暗号資産(仮想通貨)ウォレットを選ぶ3つのポイント
ウォレット選びの際には、自分自身の取引スタイルを考えたうえで「利便性」と「安全性」を天秤にかけながら選択する必要があります。
以下に、ウォレットを選ぶ際にチェックすべきポイントを3つ挙げました。
- ウォレット自体の「セキュリティの高さ」
- ウォレットに「保管できる通貨の種類」
- デバイスを用意する際に必要なコスト
セキュリティの高さ
前述したように、「コールドウォレット」はインターネットから遮断されたオフライン環境で保管するため、ハッキングによる盗難リスクは非常に低いと言えます。
そのため、長期保有を目的とする通貨に関しては「コールドウォレット」で保管すべきです。
一方、暗号資産を頻繁に売買するケースでは、セキュリティ対策がしっかりされている「ホットウォレット」を選択しましょう。
保管できる通貨の種類
暗号資産ウォレットは、必ずしもすべての通貨(銘柄)を保管できるわけではないので事前に確認しましょう。
それぞれのウォレットには対応する通貨が決まっていますので、あらかじめ自分の保有する通貨が保管可能か確認する必要があります。
特に流通性の低い「アルトコイン」や「草コイン」のような暗号資産は、対応するウォレットの種類が少ないため注意が必要です。
外部デバイスのコスト
「ハードウェアウォレット」を導入する場合、外部接続する外付けHDDやUSBメモリなど、物理的デバイスを用意する必要があります。
外部デバイスは自分で購入して用意する必要があるため、コスト面を考慮しながら選択する必要があります。
大事な資産を守るため、中古品や譲り受けたデバイスをウォレットとして利用するのは絶対に避けましょう。
暗号資産ウォレットの注意点
暗号資産ウォレットは、自分の保有資産の盗難リスクを下げる効果があります。
その一方、正しく利用しないと逆に大事な資産を一瞬にして失ってしまう可能性もゼロではありません。
ウォレット利用時の注意点は以下の3つです。
- 信頼性の高いウォレットを利用する
- 「リカバリーフレーズ」の管理は厳重に
- 誤送金の取り戻しはほぼ不可能
信頼性の高いウォレットを入手する
上述したように、暗号資産のウォレットにはさまざまな種類が存在します。
特に、「ホットウォレット」はインターネットに接続されたオンライン環境で「秘密鍵」が管理されるため、信頼性の高い事業者が提供しているウォレットを利用することが鉄則です。
稀に、偽物のウォレットによる詐欺被害も発生しています。
暗号資産ウォレットを導入する際には、オフィシャルサイトや正規代理店で購入しましょう。いくら安くても、所在不明のあやしいサイトから購入することは絶対に避けましょう。
同様に、外付けHDDやUSBメモリ等の外部デバイスを購入する際にも、信頼できるショップから購入するようにしましょう。
「リカバリーフレーズ」を厳重に管理
「リカバリーフレーズ」とは、自分が利用している暗号資産ウォレットの復元に必要なキーフレーズのことです。
たとえば、モバイルウォレットとしてスマートフォンを利用しているケース。
スマートフォンを機種変更した際に、何らかの理由によりウォレットが利用できなくなったと想定します。
これを復元する際に、本人の証明として必要となるのが「リカバリーフレーズ」です。
ウォレットの「秘密鍵」を厳重に管理することはもちろん、この「リカバリーフレーズ」の管理も絶対に外に漏れることのないようにしなければなりません。
この「リカバリーフレーズ」が第三者に流出してしまうと、保管する暗号資産が盗まれるリスクが高まります。
誤送金の取り戻しはほぼ不可能
暗号資産ウォレットから通貨を「送金」する際にも注意が必要です。
万が一、暗号資産送金時に指定する「送金先アドレス」を間違って実行してしまうと、その暗号資産を取り戻すのはほぼ不可能と考えていいでしょう。
特に、多額の暗号資産を送金する際には、送金先の確認をしっかり行うなど、慎重な対応が必要です。
おすすめの暗号資産ウォレット
大手金融グループの安心感『SBI VCトレード』
「SBI VCトレード」は、インターネット金融最大手のSBIグループが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
SBIグループは、SBI証券を筆頭に、SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命、SBI損保など、金融コングロマリットを展開する巨大金融グループです。
さまざまな金融サービスを運営していることから、セキュリティ対策は万全と言えるでしょう。
SBIグループが運営する銀行とのシナジー効果もあり、シームレスな入出金取引など、初心者にも利便性の高い取引所となっています。
初心者にもやさしい『コインチェック』
「コインチェック」の設立は2012年1月。国内暗号資産(仮想通貨)取引所の草分けとも言える存在の取引所です。
国内暗号資産(仮想通貨)取引所アプリのダウンロード数はNo.1! つねに人気の高い取引所としてランキングされている存在です。
2018年にはハッキングによる暗号資産(仮想通貨)の盗難被害で世間を騒がせましたが、その後インターネット金融大手のマネックスグループに参画し、見事再建を果たしました。
マネックスグループ傘下ということもあり、盤石なセキュリティ統制で安心して暗号資産(仮想通貨)の取引が可能です。
ビットコイン取引量No.1『bitFlyer』
「bitFlyer」は、ビットコインの取引量が6年連続No.1の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
2014年の創業以来、一度もハッキング被害に遭っていないという実績に裏打ちされた強固なセキュリティ対策。
全資産のほぼ100%をコールドウォレットで保管し、ホットウォレットへの保管は交換や送付に必要な必要最小限のみとなっています。
22種類の取扱い銘柄を「1円」から売買できるため、小額投資からはじめる初心者向きの取引所と言えます。
デスクトップウォレットのおすすめ
BitCoinCore(ビットコイン・コア)
BitCoinCore(ビットコイン・コア)とは、ビットコイン(BTC)専用の取引ツールであり、ビットコインの開発陣が提供するビットコイン唯一の公式ウォレットです。
BitCoinCoreは、公式サイトから誰でもダウンロードして利用できるをオープンソースプログラムでり、ビットコイン(BTC)の売買取引に加えて、ブロックチェーン内のマイニングまでできる点が特徴です。
一方で、プログラムのインストールには高性能なパソコンを必要で、かつアプリ自体が初心者にはとっつくにくく上級者向けのウォレットツールと言えるでしょう。
Bitpay(ビット・ペイ)
Bitpay(ビット・ペイ)は、2011年にリリースされたスマートフォンだけでなくPCでも利用可能なコールドウォレットです。
「デスクトップウォレット」だけでなく「モバイルウォレット」も提供されているのが特徴です。
対応する通貨はビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)の4通貨。
さらに、日本語対応している点は初心者にとってもありがたいポイントです。
もう一つの特徴は、日本国内の提供はありませんが、欧米では「bitpay card」という暗号資産(仮想通貨)でデビットカード決済できるサービスが提供されている点です。
モバイルウォレットのおすすめ
MetaMask(メタマスク)
MetaMask(メタマスク)とは、2016年9月にアメリカのコンセンシス(Consensys)社より提供開始されたイーサリアム(ETH)ブロックチェーンに対応した無料のモバイルウォレットです。
「iPhone/iPad」や「Andoroid」のスマートフォンで利用できるアプリとして、iOSであれば「App Store」、Andoroidであれば「Google Playストア」で入手可能です。
また、モバイルウォレットでありながら、PCのブラウザ版もWebブラウザの拡張機能として提供されています。
日本語に対応していることはもちろん、シンプルなUIで操作性も分かりやすく、初心者でも使いやすい点が特徴です。
Ginco
Ginco(ギンコ)とは、に日本のGinco社より提供開始された暗号資産(仮想通貨)のモバイルウォレットです。
国産の暗号資産(仮想通貨)ウォレットという点が最大の特長であり、わずか1分で口座登録が完了できる点からも、初心者でも安心して利用できるウォレットです。
対応通貨は16種類と豊富で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)といったメジャーな暗号資産をカバーしている点が強みです。
セキュリティ面においても、「クライアント型ウォレット」であるためハッキングによる盗難リスクが低い点が大きなメリットです。
coinomi
coinomi(コイノミ)とは、2014年にリリースされ世界で数百万人に利用される人気のモバイルウォレットです。
Coinomiウォレットは、サービス開始から一度もハッキングによる盗難被害を受けたことがないという、信頼のある暗号資産(仮想通貨)ウォレットです。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)はもちろんのこと、1,770以上のブロックチェーン資産を安全に保存・管理・交換できるサービスを謳っています。
そのため、多くの種類の暗号資産(仮想通貨)をまとめて安全に管理したい人におすすめのウォレットです。
「iPhone/iPad」や「Andoroid」のスマートフォンで利用できるアプリとして、iOSであれば「App Store」、Andoroidであれば「Google Playストア」で入手可能です。
ただし、日本語対応しているのはAndroid版のみで、iOS版は日本語非対応となります。
ハードウェアデスクトップウォレットのおすすめ
Ledger (レジャー)
Ledger(レジャー)とは、暗号資産(仮想通貨)のコールドウォレットに分類される「ハードウェアウォレット」を製造・販売するフランスのメーカーです。
秘密鍵を専用のハードウェアデバイスに保管できるため、オンラインから切り離されているという点で非常に安全性の高いウォレットと言えます。
2023年9月時点では、3つのタイプのウォレットがラインアップされており、どれもおしゃれなデザインのデバイスとなっています。。
すべてのモデルで、Windows/MacOS/Android/iOSへ対応。上位モデルではBluetooth接続やタッチスクリーンを搭載したモデルもあります。
最安モデルでも1万円を超えるため、他のウォレットと比べてコスト負担が大きい点がデメリットではありますが、資産の保存のための必要投資といえるでしょう。
Trezor(トレザー)
TREZOERとは、コールドウォレットの一種で「USBタイプ」でコンパクトなデザインのハードウェアウォレットです。
提供開始から10年超、100万人以上のユーザーに利用されているコールドウォレット。
コンパクトなデザインで持ち運びしやすく管理しやすいハードウェアウォレットです。
Trezor(トレザー)の特徴は、対応通貨の種類の多さです。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)をはじめとするメジャーな暗号資産(仮想通貨)はもちろんのこと、アルトコインにも幅広く対応しており、公式サイトから対応銘柄を簡単に確認することができます。
SafePal(セーフパル)
SafePal(セーフパル)は、「SafePal S1 HardWare Wallet」というハードウォレットを提供しています。
SafePalは、アメリカにある世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」が出資する、SafePal社が開発・提供しているウォレットです。
ハードウェアウォレットだけではなく、スマートフォンアプリでモバイルウォレットも提供しています。
2021年にはSafePal自体が独自トークンである「SFP」を発行しました。この「SFP」というトークンを保有することで、各種手数料の割引など特典を受けることができます。
さらに、「Binance(バイナンス)」と連携して暗号資産(仮想通貨)の取引も可能です。マーケット情報を閲覧できるほか、Binanceアカウントを作成しておけば実際に取引も可能となります。
まとめ
本記事では、暗号資産(仮想通貨)のウォレットを網羅的かつ体系化して解説しました。
自分が保有する暗号資産を安全に保管する必要性とその手段をご理解いただけたのではないでしょうか?
・暗号資産(仮想通貨)の保管には「ウォレット」の利用が鉄則
・長期保有目的もしくは多額の暗号資産は安全性の高い「コールドウォレット」がおすすめ
・取引頻度が高いなら必要な通貨分だけ利便性の高い「ホットウォレット」で管理
「自分の資産は自分で守る!」という意識を常に持ちながら、安全な暗号資産の取引を実現しましょう!
本コンテンツは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」に掲載されている事業者が提供するサービスのみ紹介しています。当サイトで紹介するサービスの一部は提携先事業者から広告報酬を受けるケースがありますが、コンテンツ内容は中立的かつ客観的な立場から制作しており、提携先事業者は本コンテンツ内容等に一切関与していません。 |