絶対おすすめしないはウソ?!FXの自動売買で仮想通貨の購入資金は稼げるか？

みなさんはどうやって仮想通貨の購入資金を捻出していますか？

仮想通貨にかぎらず、金融資産の投資には「余裕資金」を投入することが鉄則です。

一方、仮想通貨を購入するために「まとまった余裕資金なんて用意できない！」という人もいますよね。

そこでいま注目なのが、少額からはじめられるFX（外国為替証拠金取引）の「自動売買」です。

2024年1月18日の日経新聞記事によると、日本の個人によるFX取引額は、2022年、2023年の2年連続で1京2,000兆円前後に達したとの報道がなされました。同記事によると、近年の活発な為替相場を背景に「これからFX投資に参加しよう！」と考える人が増加していると言います。

一方、FXの自動売買に対しては、「稼げないからおすすめしない」といったネガティブな意見も聞かれます。

果たして、仮想通貨の購入資金を捻出するためにFXの「自動売買」を活用するのは現実的なのでしょうか？

本記事では、FXの「自動売買」について詳しく解説していきます。

※本記事の一部において「暗号資産」を「仮想通貨」と表記しています。

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FXにおける「自動売買」の基本

FXの「自動売買」とは？

FXの「自動売買」とは、売買取引を自動実行するプログラムが組まれたツールを利用したFXの取引手段のことです。システムトレードと呼ばれることもあります。

自動売買の実行ルールは、システム上で設定します。そのルールを自動で繰り返すことで利益獲得を狙います。
つねに為替のチャートに張りつく必要がなくなるとともに、売買チャンスを逃さずに効率的なFXトレードが可能となります。

裁量トレードと比べると、プログラムにまかせて自動で取引できるため一見ラクに思えますが、自動売買取引をはじめる前に、必要最低限の基本的な知識を身につける必要があります。

FXの「自動売買」が注目される理由

2022年以降、急激な円安が追い風になり「これからFXを始めてみたい」と考える投資未経験者が増えています。

そのような中、2024年2月6日の日経新聞においてFXを手がける個人投資家のなかで「自動売買システム」を使った取引が増加している旨の記事が掲載されました。

自動売買は、過去の為替チャートの経験則をデータ化し「大体このあたりの価格帯で推移するのでは？」という大まかな値幅予想をプログラムしながら勝率を高めていく取引として注目されています。

そもそも、異なる二国間の為替相場が上がるか下がるかを予想するのは非常に難しいものです。

為替相場の分析や価格予想には「テクニカル分析」や「ファンダメンタルズ分析」をはじめとした専門知識が必要となります。さらに言えば、専門知識をもってしても、価格の上昇・下降を予測した投資を行うのは難しいものです。

FX取引に占める「自動売買」の存在感は年々増しており、為替市場へ影響を与えるまでに拡がっていると言われます。

一方、FXの自動売買に対しては「稼げないからおすすめしない」といったネガティブな意見が聞かれるのも事実です。その理由については後述します。

自動売買ツールの種類

FXの自動売買ツールは、以下のように代表的な3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴についてみていきましょう。

リピート型

リピート型とは、あらかじめ購入価格と売却価格を設定してルール化しておくことで、設定した価格に達すると自動で売買することを繰り返すタイプの自動売買ツールです。

初心者でも取引のロジックがわかりやすい点がメリットで、FX事業会社の多くが提供する形式がこのリピート型です。

一方、リピート型はあらかじめ設定している買値と売値のレンジ（値幅）から為替レートが外れてしまうと機能しなくなるおそれがある点に注意が必要です。

選択型

選択型とは、自動売買ツールがあらかじめ用意している取引ルールのパターンの中から、トレーダー自身がプログラムを選択して取引を繰り返すタイプの自動売買ツールです。

専門的な技術や経験をもたない初心者でも、トレード上級者の動きを再現できる点がメリットです。

一方、自動売買ツールがあらかじめ用意しているプログラムを自由に変更できない点に注意が必要です。

設定型

設定型は、売買ルールをトレーダー自身がすべて自分でカスタマイズしたうえでプログラムを実行するタイプの自動売買ツールです。

相場の状況に応じて自分がねらうロジックを作成できるため上級者向きと言えます。相場に関する専門知識やプログラミングの技術が必要となるため、初心者にはおすすめしないタイプです。

自動売買ツールを提供する代表的なFX事業会社

自動売買ツールは、すべてのFX事業会社で提供されているわけではありません。
2024年2月時点で自動売買ツールを提供している金融庁認可済みの代表的なFX事業会社は以下の通りです。

FX「自動売買」のメリット

FXの「自動売買」が注目されるのは、以下のようなメリットがあるからです。

24時間取引できるから売買タイミングを逃さない

FXの「自動売買」は、システムトレードですから24時間取引が可能な点が大きなメリットです。

24時間休まずにプログラムが働くことで、設定したシグナルが出たタイミングで売買を実行するため、注文のタイミングを逃すことがありません。

世界中の為替相場を対象にするFXトレードにとって、24時間取引に参加できるというのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

くわえて、裁量トレードとは異なり、取引の時間に縛られず、PCやスマートフォンの画面につねに張りつくような不健康な生活スタイルを避けられる点も見逃せないメリットです。

トレーダーの感情に左右されない取引ルールの徹底

FXの自動売買は、あらかじめ設定した売買ルールを忠実に守ります。

当然ながら、システムで自動実行する以上、トレード中の意思決定に人間の感情が入り込む余地はありません。しかも、その売買ルールに沿ったトレードを絶え間なく繰り返してくれるのです。

この自動売買の特長が、裁量トレードにおける欠点を補ってくれることになります。

すなわち、為替相場の上げ下げにいちいち一喜一憂することなく、長期的な視点で資産を膨らませていく投資スタイルを継続できるのです。

裁量トレードでは、損失がつづくような局面においては、感情的になり冷静かつ合理的な判断を失いがちです。FXトレードにおいて「ついつい感情的に投資判断をした結果、大損してしまった。」という話は枚挙にいとまがありません。

とくに初心者は、「損切り」ができずに損を膨らませてしまうケースが多くあります。しかし、自動売買では損切りも自動的に実行します。

これからFXトレードをはじめたい人にとっては、自動売買ツールを利用することを通じて、売買タイミングの判断の勘所をつかむのに役立つかもしれません。

相場変動にともなうトレーダーの精神的負担軽減

裁量トレードでは、トレーダー自身が売買の判断を決定し取引を実行する必要があるため、とくにボラティリティが大きい通貨ペアで取引する場合、急激なチャートの変動が精神的負担になるケースがあります。

損益額の変動が激しくれば、損得どちらにふれてもトレーダー自身の感情の起伏が大きくなり、メンタルを病んでしまうようなリスクがあることも、あらかじめ理解しておかなければなりません。

さらにFXトレードは、中毒性がつきまとう取引です。為替相場は世界中で24時間絶え間なく変動するため、ポジションをもった状態であると「値動きが気になってほかのことに集中できない。」といったような事態に陥ることも注意しなければなりません。

これらのメンタルリスクを軽減することが、自動売買ツールのメリットのひとつでもあります。すなわち、ある程度システムに取引実行を委ねることができることが、精神的負担軽減につながると言えるのです。

FXの自動売買が「おすすめしない」と言われるのはなぜ？

上述したようなメリットがあるにもかかわらず、「FXの自動売買をおすすめしない。」と言われることがあります。

なぜなのでしょうか？

それは、自動売買のメリットとデメリットを正しく理解しないとリスクが高いことが理由であると考えられます。

具体的には、以下に挙げるような自動売買のリスクを正しく理解していないと、大きな損失を被るおそれがありますので十分に注意する必要があります。

詐欺にまき込まれるリスクがある

自動売買ツールがおすすめできないと言われる最大の理由が、詐欺にまき込まれるリスクが存在するためです。

実際に、金融庁からも以下のような注意喚起が公表されています。

「ＦＸ取引・暗号資産投資の勧誘」にご注意！！

ＦＸ・バイナリーオプション・暗号資産取引等について、勧誘を要請していない顧客に勧誘を行うことは原則禁止されています！！

https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/husyouseikanyuu.html

高利回りを謳ったり、「かならず儲かる！」といったあまい広告文句を出している業者にはとくに注意が必要です。また、極端に高額な自動売買ツールを販売する事業者や、有料セミナーへの勧誘、海外FX用の詐欺商材にだまされるリスクも存在します。

もしあなたが自動売買ツールを利用したFXトレードをはじめるならば、提供元の会社情報を事前に調べるなどして、信用ある事業者が提供するツールを利用するのが絶対条件です。

信頼性を確認するうえでいちばん簡単な方法は、金融庁による金融商品取引業の登録を受けている事業者かどうかを確認することです。金融庁のウェブサイトにおいてさまざまな情報が公開されていますので、ぜひ参考にして見てください。

為替相場の急変への対応がむずかしい

自動売買ツールは、為替相場が急変した場合に即座に対応できるとは限らない点に注意が必要です。この点も、自動売買をおすすめしないとされる理由のひとつです。

FX自動売買は、過去に経験した相場をベースにプログラムされたツールを利用するため、為替相場のイレギュラーな値動きに弱いのです。

世界情勢の急変や経済的なアクシデントが発生した場合にも、自動売買ツールは当初設定したルールに従って売買を繰り返してしまいます。

自動売買ツールを100％信用することは禁物です。とくに不測の事態が起きた際には、システムトレードであっても裁量トレードであってもどちらも大きな損失を被るリスクを抱えていることに変わりありません。

急激な相場変動の際には、システム任せにするのではなくトレーダーが自分で判断して手動で取引を実行した方が良いケースもあります。

常日頃からニュースやSNSをチェックするなどして、世界情勢にアンテナを張りながら為替相場の動きを定期的にチェックする習慣をつけておくことが大切です。

短期的な運用には向いていない

FXの自動売買によるシステムトレードは、短期的に大きな儲けをねらう投資には向いていません。

自動売買は、「この価格になったら買い注文」、「この価格で売り注文」というように売買ルールをあらかじめ設定するため、指定した価格レンジで繰り返し売買する手法です。

自動売買ツールでいきなり投資金額の2倍、3倍といった儲けをねらうことは現実的ではありません。損切りルールを徹底しながらコツコツと利益を積み上げ、時間をかけて利益を膨らませていく投資手法であることを理解しておきましょう。

ラクに稼げるという誤解

FXの自動売買は、システムにまかせるだけでラクに稼げると誤解する人が少なくありません。

たしかに、システムが取引を自動実行してくれるため、裁量トレードよりも手間がかからないのは事実です。取引を実行するつど、結果分析する必要もなくなるでしょう。

ただし、ほったらかしにして良いということではありません。システムトレードを放っておいたことで知らない間に大損する羽目に…といったリスクは否定できません。

このリスクを防ぐためには、FXの基本知識を理解してうえで、どのくらいの注文数にするのか？、「利確」と「損切り」のラインはどうするのか？といった自動売買の設定をしっかりと行う必要があります。

そして、設定した売買ルールが当初予想していたシナリオ通りに実行されているか、定期的に分析することが必要です。

選択した通貨ペアや相場に合っていない取引ルールを設定してしまうと、利益を出せない原因となることもあります。そのような場合には、自動売買ルールの設定を細かくチューニングする作業も必要になってきます。

自動売買による運用を継続する際には、為替チャートの分析→自動売買ルールの調整を試行錯誤しながら、利益最大化をめざすことが重要です。ほったらかしにして利益が出るほど甘くないのがFXの世界です。

自動売買には「手数料」がかかる場合も

自動売買ツールを利用した取引では、取引のつど「取引手数料」がかかる場合があります。この場合、自分で取引を実行する裁量トレードよりもコストが割高となり利益が圧迫されてしまいます。

できるかぎり、自動売買の「取引手数料」が無料のFX事業会社を利用するのがおすすめです。

また、自動売買ツール自体が有料なケースもありますが、初心者ならばまずはFX事業会社が提供する無料の自動売買ツールを利用するのがおすすめです。

なお、自動売買にかぎらず、FXトレードにはスプレッドというトレーダーが実質的に負担するコストが発生します。

FX事業者によっては、自動売買の取引手数料が無料であっても、その分スプレッドにコストが転化されて、スプレッド幅が広くなっているケースもあります。したがって、さまざまなコストを比較してトータルコストが安いFX事業会社をえらぶことがポイントです。

下記は、自動売買ツールを提供する主要なFX事業会社の取引手数料の比較一覧です。※2023年11月現在

FX事業者	最低取引単位	最低注文金額（目安）	取引手数料
松井証券	1通貨〜	100円〜	無料
ひまわり証券	1,000通貨〜	100,000円〜	無料
アイネット証券	1,000通貨〜	100,000円〜	無料
外為オンライン	1,000通貨〜	100,000円〜	片道200円 (*1)
FXブロードネット	1,000通貨〜	100,000円〜	片道200円 (*1)

FXの自動売買をおすすめしない投資家タイプ

FXの自動売買には「向いている人」と「向いていない人」がハッキリと分かれる点も、FXの自動売買をおすすめしないと言われるゆえんです。

では、FXの自動売買をおすすめしない投資家タイプはどのような人なのでしょうか？

結論を言えば、以下にあてはまる場合には、FXの自動売買はおすすめしないタイプと言えるでしょう。

以下それぞれについて見ていきましょう。

ある程度まとまった運用資金を用意できない

FXの自動売買には、まずはじめに10万円〜20万円程度の投資資金を用意してからスタートするのがおすすめです。

なぜならば、十分な資金が用意できないために、儲けが出る前に資金が枯渇してしまい強制ロスカット、結果として「FXの自動売買はおすすめしない」という結論に至ってしまうおそれがあるためです。

また、スプレッドや取引手数料などのコストも発生することから、少額トレードは何かと不利になるケースがあります。

ただし、FX初心者が自動売買をこれからはじめようとする場合には、まずは少額からスタートするのがおすすめです。

少額のトレードであれば、大きな利益は望めなくても、もし損失が出たとしても深い傷を負うことはないからです。まずは少しずつ取引に慣れることからはじめましょう。

なお、FX事業者が提供する自動売買ツールには、最低100円からはじめられるツールも存在します。まずは、少額トレードからはじめられるFX事業者で口座開設しましょう。

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大きな損失を被るリスクを理解していない

FXトレードでは、為替の値動きが激しい時は利益を得られるチャンスが大きくなる一方、予測と逆の方向に価格が変動した場合には、大きな損失を被るリスクがあります。

とくに、自動売買ツールを利用して取引する場合、その使い方を間違えると大損してしまうリスクがあります。設定ミスに気がつかずに自動売買を繰り返せば、瞬く間に大きな損失を抱えてしまうことも。

とくに自動売買ツールを利用する際には、利用するツールを正しく理解したうえで慎重に利用しましょう。

一時的な損失を許容することができない

FXの自動売買ツールは、自分の大切な資金の運用をシステムに委ねることになるため、一時的に損失が発生した場合には、精神的なストレスを感じる人もいるでしょう。

この際、一時的な損失に耐えられずにトレードから途中退場してしまう人も利益を出せない人にありがちなパターンです。

このように、一時的な損失が精神的に耐えられないタイプにも自動売買はおすすめできないと言えます。

しかしながら、FXの自動売買は長期投資を前提とした取引手法であることを忘れてはいけません。少なくとも6ヶ月くらいは継続しないと利益を出していくことは難しいと言えるでしょう。

きびしいことを言えば、自動売買による一時的な損失を許容できないようであれば、FXトレードにかぎらず投資全般に向いていないと言えるかもしれません。

FXの自動売買で現実に稼げるのか？

上述したタイプに該当せず、自動売買に対するリスクを正しく理解している人にとっては、自動売買は有力な投資ツールになり得ます。

では、現実的に自動売買で稼ぐためのポイントはどういったものなのでしょうか？

その答えが以下の4つです。

信頼できるFX事業者の自動売買ツールをつかう

FXトレードにおいて最も大切なことは、信頼性の高いFX事業者のサービスで取引することです。

具体的にいえば、金融庁の認可を得たFX事業者であれば、信頼性は高いと言えるでしょう。

このような信頼性の高いFX事業者が提供する自動売買ツールであれば、安心して利用することができます。

なお、自動売買ツールをえらぶ際には、以下のポイントを確認するのが良いでしょう。

短期的な損失にとらわれず長期運用を前提とする

FXの自動売買は、短期目線の投資スタイルではなく、長期的視点でコツコツを利益を積み上げる投資手法です。

そのため、一時的な損失で市場から途中退場するスタイルだと「やっぱり儲からない」という結論になってしまいます。

大きな損失を出さないことが大前提となりますが、自動売買取引は最低6ヶ月程度は継続して損益を評価してみるのが良いでしょう。

その際、ほったらかしにするのではなく、定期的な売買ルール設定の見直しなど試行錯誤しながら利益獲得をめざしていく姿勢も大切です。

ボラティリティの低い通貨ペアがおすすめ

FXの自動売買ツールを利用する場合は、ボラティリティの低い通貨ペアを選択するのがおすすめです。

なぜならば、自動売買は過去に経験した相場をベースにプログラムされたツールであり、イレギュラーな為替の値動きを苦手とするからです。

高金利通貨の場合、政治情勢の変化や経済的イベントなど不確定要素が他の通貨よりも高く、ボラティリティが大きくなりがちです。

自動売買は、長期的に一定のルールを繰り返すという特性から、トレンドが出ている通貨ではなく安定した値動きの通貨ペアを選択することがおすすめと言えます。

FX取引の勉強と日々のチャート確認を怠らない

FX初心者が自動売買ツールを利用するなら、設定がシンプルな「リピート型」からはじめるのがおすすめです。

ただし、利用するツールの仕組みを正しく理解しないままはじめることは避けましょう。利用開始後にほったらかしにすることもNGです。

さらに加えて、FXトレードに対する勉強は怠らないようにしましょう。たとえ自動売買で取引をシステムに委ねるといっても、FXトレードの基本をおさえることは絶対に必要です。よく理解せずに手を出すと損する確率が高いことは、どの金融商品であってもおなじです。

毎日のニュースなどを確認しながら、為替チャートにも気を配ることが大切です。特に自分がポジションをもっている通貨に関連する国の経済トピックや政治状況をウォッチする習慣をつけることが重要です。

国の経済指標を使用してチャートを予想したり、要人の発言などを含む政治状況を加味して相場を予測する分析を「ファンダメンタルズ分析」といいます。
ファンダメンタルズは、「経済の基礎的条件」という意味で、具体的には、経済成長率や物価上昇率、財政支出などが該当し、最新の情報が発表される前後のタイミングで為替相場が変動することがあります。

FX初心者におすすめな自動売買ツール

FXの初心者がいきなり自動売買ツールで高額取引することはおすすめできません。まずは少額でお試し運用しながら自動売買ツールに慣れていくことが大切です。

そこでおすすめなのが、松井証券の「MATSUI FX」が提供する自動売買ツールです。

松井証券がおすすめできる理由

老舗証券会社の安心感

松井証券の創業は大正7年。100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。顧客口座数は150万口座以上を誇ります。※2024年1月末時点

2023年のオリコン顧客満足度調査では、初心者部門第1位を獲得しており、初心者に対するフォローの手厚さが評価されています。

さらに、松井証券のFX事業もサービス開始から20年以上の歴史をもっており、信頼性の高さには申し分ありません。

サポート体制が充実

松井証券は、顧客に対するサポートが手厚い点に特長があります。

近年ではチャットによるサポートが主流ですが、松井証券ではオペレーターによる電話サポートにも対応しています。

くわえて、WEBからの問い合わせサポートは24時間の受付体制で、初心者にも安心のサポート体制となっています。

松井証券のFX自動売買ツールの特長

松井証券は2001年からFXサービスを提供開始。

そして、2023年4月には業界初となる100円から取引できるFX自動売買機能を提供開始しました。

松井証券のFXは、「リピート型」の自動売買ツールを無料で提供していますので、初心者でもシンプルかつ安心な自動売買ツールと言えるでしょう。

1通貨あたり100円から自動売買をはじめられる

松井証券のFXでは、1通貨100円から自動売買が可能。※米ドル/円が100円（レバレッジなしコースの場合）

ほかのFX事業者が提供する自動売買では、最小取引単位が1,000通貨単位が主流のなか、1通貨から取引できる点が大きな強み。少額での取引が可能なため、低いリスクではじめられる点がポイントです。

さらに、以下の通り取引コストも安いためコストパフォーマンスが高く、初心者にとってまずはじめに口座開設すべきFX事業者であると言えるでしょう。

松井証券のFXなら、以下の手数料がすべて「無料」！
・取引手数料
・自動売買利用料
・口座開設手数料
・口座維持手数料
・トスカット手数料
・出金手数料

＜松井証券のFXの取引コスト＞

取引手数料	自動売買手数料	スプレッド	取引最小単位	通貨ペア数	最低注文金額
0円	0円	0.2〜1.6銭	1通貨	20通貨	100円

スプレッド幅は業界最狭水準

上述したように松井証券のFXでは「自動売買手数料」が無料です。

それにもかかわらず、スプレッド幅も業界最狭クラスで、自動売買においてもコストパフォーマンスが高いFX事業者となっています。

FX事業者	米ドル/円	豪ドル/NZドル	メキシコペソ/円
松井証券のFX	0.2〜0.9	2.5	0.3
ひまわり証券	2.0	12.0	取り扱いなし
アイネット証券	2.0	6.0	1.0
外為オンライン	1.0	10.0	1.0
FXブロードネット	0.2	7.1	取り扱いなし

「リピート注文」方式だから初心者にもおすすめ

松井証券のFXにおける自動売買ツールは、「リピート注文」方式を採用しています。

「リピート注文」方式は、注文する値幅や注文を執行するレンジをあらかじめ設定しておけば、システムが自動でルール通りの売買を繰り返してくれます。

むずかしい設定やプログラミングの知識は必要ありませんので、自動売買トレードの第一歩を踏みだす初心者向けに最適なツールと言えるでしょう。

FX専用ダイヤルで安心のサポート

創業から100年を超える老舗証券会社の松井証券は、サポート体制が充実している点に定評があります。

FXサービスにおいても、FX専用のサポートダイヤルを提供。電話の受付時間は、月曜日〜金曜日の7：00〜24：00と、深夜帯の電話受付も可能となっています。

もちろん、チャットサポートやWEBからの問い合わせにも対応しています。

ほかのFX事業者には真似できないサポート体制と言えるでしょう。

オトクなキャンペーンが充実

松井証券のFXでは、定期的にキャンペーンを開催しています。

せっかくFXトレードをはじめるなら、お得なキャンペーンを活用しない手はありません。

まとめ

FXトレードにおける自動売買は、おすすめできる人とおすすめしない人にハッキリ分かれます。

これまで述べてきたように、運用資金が小規模なトレーダーにとっては、FXの自動売買ツールを利用して短期間で一攫千金をねらうのはほぼ不可能なことが理解できたと思います。

しかし、使い方とリスクを十分に理解することができれば、FXトレードにおいて自動売買ツールは大きな武器になることは間違いありません。

今後、トレード上級者を中心に自動売買ツールが拡大していくことが予想されます。初心者にとっても、コツコツと利益を積み上げる長期視点の投資スタイルであれば、自動売買は有力な投資ツールとなるはずです。

したがって、FXの自動売買で積み上げた資金を、仮想通貨をはじめとした投資の運用資金へ回すことは十分可能であると言えるでしょう。

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