2025年の大阪・関西万博でNFTやブロックチェーンが導入されるって聞いたけど具体的にどんなことをするの?
はい、日本での開催が55年ぶりとなる2025年開催の「大阪・関西万博」では、世界ではじめて「NFT」や「ブロックチェーン」の活用が予定されています。
具体的にどういうことが起こるのか、万博開催前に知っておきたい情報を解説していきます。
2025年に開催予定の「大阪・関西万博(日本万国博覧会)」。
この大阪・関西万博におけるトピックのひとつが、本格的なキャッシュレス決済の導入とNFT・ブロックチェーンの活用です。
万博でキャッシュレス決済やブロックチェーン技術が本格活用されるのは世界初とのこと。
55年ぶりの日本開催となる大阪・関西万博2025の想定来場者数は約2,820万人!
参考までに、東京ディズニーリゾート全体の2022年度年間入園者数は2,209万人。※オリエンタルランド決算資料より
ディズニーリゾートの年間来場者数を超える来場客が半年間のうちに世界中から大阪に集まるなんて想像もできませんね!
ちなみに、前回2020年ドバイ国際博覧会は192カ国が公式参加し、世界178カ国から2,410万人超の来場を記録したそうなので、それほど的外れな数字ではないと思われます。
このようなビッグイベントでブロックチェーンやNFTが活用されるというのは、今後のNFT市場の成長に大きく貢献することが期待されるのではないでしょうか?
本記事では、大阪・関西万博2025で活用予定のNFT・ブロックチェーンについて詳しく解説していきます。
いまのうちにNFTを理解して、大阪・関西万博2025を先どりしちゃいましょう!
- 大阪・関西万博で利用される予定の「デジタルウォレット」とは?
- 大阪・関西万博の「オリジナルNFT」とは?
- 大阪・関西万博を思いっきり堪能するために準備しておくべきことは?
<執筆者経歴>
- 大手インターネット金融グループへ入社後、勤務歴20年
- 営業部長→事業統括部長→事業管掌取締役を経て、現在はおもに金融に関連する記事を執筆
- 金融資産投資歴20年超、仮想通貨(暗号資産)投資歴8年超
<保有資格>
FP技能検定2級、日商簿記2級、宅地建物取引主任者試験合格、他
※本記事の一部において「暗号資産」を「仮想通貨」と表記しています。
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大阪・関西万博で必ず押さえるべき3つのサービス
大阪・関西万博で必ずおさえておくべきサービスは、以下の3つです。
- ミャクペ!(電子マネー)
- ミャクポ!(ポイント)
- ミャクーン!(NFT)
これらのサービスは、後述するスマートフォンアプリ「EXPO2025デジタルウォレット」に搭載される機能です。
2024年5月にサービス開始が予定されていますが、先取りして日本で55年ぶりに開催される万博というお祭りイベントに備えておきましょう!
以下にこれら3つのサービスについて、現段階で判明している内容を解説していきます。
オリジナル電子マネー「ミャクペ!」
大阪・関西万博では会場内の決済手段として、万博オリジナルの電子マネーが導入されます。
その万博オリジナル電子マネーが「ミャクペ!」です。
「ミャクペ!」は、銀行口座やクレジットカードからチャージして使える電子マネーです。
VIsaタッチ決済にも対応しているため、万博会場以外のVisaタッチ決済対応加盟店でも利用可能です。
この電子マネー「ミャクペ!」ですが、スマートフォンアプリでダウンロードして利用する方式です。
物理カードが発行されるわけではありませんので、必ずスマートフォンが必要になります。
オリジナルポイント「ミャクポ!」
大阪・関西万博では、万博オリジナルのポイント制度も導入されます。
その万博オリジナルのポイント制度の名称が「ミャクポ!」です。
万博に関するイベントに参加すると独自のポイントが貯まる仕組みのようです。
溜まったポイントは、万博限定商品を入手できたり万博関連サービスの利用が可能となる模様。
オリジナルNFT「ミャクーン!」
大阪・関西万博では万博オリジナルNFTが発行されます。
その万博オリジナルNFTが「ミャクーン!」。
オリジナルNFT「ミャクーン!」は、万博公式キャラクターである「ミャクミャク」をモチーフとしたNFTです。
このNFTは、インターネット金融最大手のSBIグループ傘下の仮想通貨(暗号資産)取引所SBI VCトレードとNFTマーケットプレイスを運営するSBINFTが共同で提供するものです。
- ミャクーン!登録完了記念NFT
- 協賛各社のキャラクターとミャクミャクのコラボNFT
- リアル・バーチャル万博に参加することで獲得できるNFT
- その他開催されるイベントに関連するNFT
- 自分で作成する、とっておきの画像データのNFT
NFTの管理は、スマートフォン向けウォレットアプリ「EXPO 2025 デジタルウォレット」の「ミャクーン!」という機能を利用します。
「NFTってなに?」という方はぜひ以下の記事を参考にしてくださいね!
「EXPO 2025 デジタルウォレット」とは?
「EXPO 2025 デジタルウォレット」とは、2025年に開催される大阪・関西万博で提供されるウォレットサービスです。
このデジタルウォレットでできることは以下の通り。
- 電子マネー「ミャクペ!」の利用
- 万博関連プログラムへの参加でもらえるポイント「ミャクポ!」の管理
- 万博オリジナルNFT「ミャクーン!」の管理
- ウォレット利用状況に応じた「ステータス」管理
- ステータスに応じた「ミャクミャクリワードプログラム」
- 万博関連サービスやイベント傘下のための「デジタル証明」機能
大阪・関西万博を運営する公益社団法人「2025年日本国際博覧会協会」は、2023年10月23日から「EXPO 2025 デジタルウォレット」の配信を開始しました。
このデジタルウォレットは、HashPort社が提供するスマートフォンアプリ(Andoroid OS/iOS)です。
初期費用、手数料ともに無料で入手できるデジタルウォレットです。
Web3ウォレット機能
Web3ウォレット機能として紹介されている機能は以下の通りです。
- ソウルバウンドトークン(SBT)やNFTの保管
- 二次元コードによるNFTの交換
- 知り合いや友達のウォレットアドレスの登録
ただし、万博公式サイトにおいて、NFTの譲渡・換金はできない旨が公表されていますので、Web3ウォレット機能としてどこまで利用できるのかはまだ未知数です。
NFTによるデジタル証明を実現
ソウルバウンドトークン(SBT)という唯一無二のNFTを活用することで、イベント参加のデジタル証明、スタンプラリーのデジタル証明、NFT所有者向けのインセンティブ提供などが、このデジタルウォレットを通じて行われる予定です。
ただし、このデジタルウォレットから万博の入場券を直接購入することはできません。
ソウルバウンド・トークン(SBT)は、譲渡不可能なNFTのことです。
一度取得すると、常に所有者のウォレットとIDに紐付けられ、所有者以外には売却や譲渡ができません。
SBTは、個人データを強力に制御して管理できる点が特徴です。
NFTは、自由に譲渡・取引が可能な唯一無二の代替不可能なトークンである点でソウルバウンド・トークン(SBT)とは性質が異なります。
「EXPO 2025 ステータス」とは?
デジタルウォレットの利用状況に応じた「ミャクミャクリワードプログラム」が提供される予定です。
2023年12月末時点で詳細は発表されていませんが、獲得ステータスごとに、万博独自のNFTや万博オリジナルサービスを入手できる予定です。
「EXPO 2025 デジタルウォレット」の残念ポイント
デジタルウォレットで万博「入場券」は購入できない
大阪・関西万博の入場チケットは「電子チケット」となっています。
しかしながら、せっかく決済機能とウォレット機能をあわせ持つ「EXPO 2025 デジタルウォレット」では、肝心の大阪・関西万博の「入場券」は購入できません。
入場券を購入するためには、「万博ID」を登録のうえ、「公式販売Webサイト」にて購入する必要があります。
ひとつのプラットフォームで完結できればさらに利便性は高くなったのですが、この点は残念なポイントです。
万博オリジナルNFTは売買できない
万博オリジナルNFT「ミャクーン!」で獲得できるNFTは、譲渡・換金ができない仕様である旨、サイトに掲載されています。
「トラブル回避のため」とのことですが、これではNFTの取引可能性がなくなることを意味しますので、将来的には売買取引可能になることを期待したいですね。
万博開催前に準備しておくべき4つのこと
① 大阪・関西万博の入場チケット購入
大阪・関西万博の入場チケットはすでに販売開始されています。
購入方法は、公式販売Webサイトから電子チケットを購入する方法と、旅行代理店などの販売業社から購入する方法があります。
自分で電子チケットを購入する場合の手順は以下のステップです。
「万博ID」は、大阪・関西万博のさまざまなサービスで利用するIDです。
入場チケットの購入以外にも、パビリオンの来場予約や今後発表予定のサービスやコンテンツで利用される予定です。
- メールアドレス
- 生体認証、パスコード、パターンやPINなどの画面ロック解除機能を設定済みの端末
\ 万博IDの登録はコチラのボタンをクリック/
大阪・関西万博の入場チケットは以下の公式サイトから購入します。
購入時には、STEP1で登録した「万博ID」が必要となります。
\ 万博入場チケットの購入はコチラのボタンをクリック/
2024年以降に万博会場への来場予約サイトが開設予定です。
来場日時予約は、来場希望日の6カ月前から先約順の受付となる予定。
また、来場日の変更は3回までと制限があるので注意が必要です。
万博会場への予約来場日時にあわせて、パビリオンやイベント、展示などの観覧予約が可能。
抽選制のパビリオンもあるようです。
こちらは2024年末以降に案内予定となっています。
あとは会場へ行くだけ。詳しい入場方法などは改めて発表されると思われます。
②「EXPO 2025 デジタルウォレット」のアプリダウンロード
上述したサービスを利用するには、スマートフォンアプリのダウンロードが必須です。
開催前にダウンロードしておくと、さまざまなキャンペーンに参加することができます。
いまからアプリ登録しておいて損はありませんので、ぜひ早めのダウンロードをおすすめします。
\ iPhoneの方はコチラからアプリダウンロード/
\ Andoroidの方はコチラからアプリダウンロード /
2023年12月現在、スマートフォンアプリのダウンロード・ログインによるキャンペーンが実施されています。
- 「ミャクミャクSBT」プレゼントキャンペーン
- 1970年大阪万博を振り返る「EXPO’70 NFT」
- 大阪環状線NFTスタンプラリー ※2024年3月24日迄
- 京都府名所周遊交通コラボ限定SBT獲得スタンプラリー ※2024年1月31日迄
- 「JAL ミャクミャクJET SBT」プレゼントキャンペーン ※2023年12月20日迄(終了)
③ 仮想通貨取引所「SBI VC トレード」への口座開設
万博オリジナルNFT「ミャクーン!」で獲得できるNFTは、譲渡・換金ができない仕様ではありますが、これを機会にNFTの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?
NFTの取引には、仮想通貨(暗号資産)取引所の口座開設が必要です。
はじめての口座開設には、万博オリジナルNFT「ミャクーン!」を提供する、インターネット金融最大手のSBIグループ傘下の仮想通貨(暗号資産)取引所「SBI VCトレード」がおすすめです!
口座開設は無料!最短1日で口座開設できますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
「SBI VCトレード」は、インターネット金融最大手のSBIグループが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
2023年8月にSBI証券が国内株式売買手数料「ゼロ」を打ち出したように、SBIと言えば手数料の安さに圧倒的な強みを持っています。
スマートフォン用取引アプリ「VCTRADE mobile」は、初心者向けの取引アプリで分かりやすさを追求した操作画面となっています。
取引初心者から上級者まで、幅広いユーザー層をカバーする取引ツールが提供されています。
- SBIグループが運営する安心・安全の暗号資産取引所
- 口座開設手数料・ロスカット手数料・口座維持手数料・入出金手数料・取引手数料・入出庫手数料が0円!
- 豊富な取引ラインアップ(レバレッジ・取引所(板取引)・レンディング・ステーキング・積立)
- 初心者でもわかりやすいスマートフォン用取引アプリ「VCTRADE mobile」
④ NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」のアカウント作成
NFTを実際に売買するためには、NFTマーケットプレイスへのアカウント登録が必要です。
ここでおすすめなNFTマーケットプレイスは、先ほどの仮想通貨(暗号資産)取引所と同じく、万博オリジナルNFT「ミャクーン!」を提供する、インターネット金融最大手のSBIグループ傘下の「SBINFT Market」がおすすめです。
SBINFT Marketは、インターネット金融大手SBIグループのSBINFT社が運営するNFTマーケットプレイスです。
SBINFT Marketは、国内最大級のNFTマーケットプレイスであり、NFTの発行・販売から二次流通機能もそなえた充実のプラットフォームです。
もともとは「nanakusa」というブランド名でしたが、2022年3月に「SBINFT Market」としてサービスが全面的にリニューアルされました。
SBINFT Marketの特長は以下のとおりです。
- パブリックブロックチェーンに対応した世界標準のプラットフォーム
- 独自の審査基準をクリアした品質・安全性の高いNFTのみ取り扱い
- 出品方法は「通常販売」と「オークション形式」から選択可能
- イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)以外のほか、日本円によるクレジットカード払いや銀行振込での決済にも対応
- 「SBI Web3ウォレット」で仮想通貨取引所SBI VCトレード上でウォレットとNFTを管理できる
- 日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応
- nanakusa artists
- CRYPTO SPELLS
- Brave Frontier Heroes
- 新幹線ボクセルアートコレクション
- Cool Art Tokyo
- LOOT a DOG
- Osteria Siva
- 5Artists NFTアートチャリティーオークション2022
- SUSHI TOP SHOT
- TAKARAZUKA OG
まとめ
本記事では、55年ぶりに日本で開催される「大阪・関西万博2025」で注目を集める、デジタルウォレットとNFTについて詳しく解説しました。
国内外を含め半年間で2,000万人以上の集客をめざす大型イベントはなかなかあるものではありません。
2023年末時点ではそれほど国内の盛り上がりは高くありません。
しかし、東京オリンピック2020もそうであったように、開催が近くなるにつれて盛り上がりが高まり、一度はじまってしまえば国内外からたくさんの人が大阪・関西へ集結することでしょう。
そうすれば、今回の万博で採用されたデジタルウォレットやNFTは一気に拡大する可能性があります。
この一大イベントに乗り遅れないために、いまから事前の準備をしっかり進めておきましょう!
- ミャクペ!・ミャクポ!・ミャクーン!の意味を理解しよう。
- 大阪・関西万博2025で採用されるデジタルウォレットとNFTについて理解しよう。
- 万博を楽しむために開催前に準備しておくべきことは?
さいごに、2025年に開催される今回の万博と55年前の前回日本開催の概要を記載しました。
こうしてみますと、1970年開催の万博がいかに盛り上がったかが想像できますね。
開催期間 | 2025年4月13日〜10月13日(184日間) |
テーマ | いのち輝く未来社会のデザイン |
想定入場者数 | 約2,820万人 |
開催地 | 大阪府大阪市夢洲地区 |
会場面積 | 159ha |
入場料 ※右記以外の 券種もあり | <前売チケット> ・開幕券:大人4,000円 中人2,200円 小人1,000円 ・前期券:大人5,000円 中人3,000円 小人1,200円 ・1日券:大人6,000円 中人3,500円 小人1,500円 <会期中販売チケット> ・1日券:大人7,500円 中人4,200円 小人1,800円 |
開催期間 | 1970年3月15日〜9月13日(183日間) |
テーマ | 人類の進歩と調和 |
海外参加 | 76カ国、4国際機関、1政庁(香港) |
国内参加 | 32団体、展示館32館 |
入場者数 | 6,421万人超 ※1日の最高入場者数83万人超 |
会場面積 | 330ha |
入場料 | 大人(23歳以上):800円 青年(15~22歳):600円 小人(4~14歳):400円 ※当時の平均月収は5万円 |
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