
ビットコインは値上がりを続けていますが、どうしてですか?



ビットコインの値上がり理由は幅広く、複数の理由が複雑に絡み合っています。これが理由だ!と断定ができないので、きちんと理解できていない人がたくさんいます。
ビットコインは、価格の変動幅が大きいことで知られており、投資家から常に注目を集めています。しかし、なぜビットコインはこれほど大きく値上がりするのか、理由が分からず、怪しいものだという不安や疑念をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビットコインの価格変動の基本的な要因や仕組み、特に近年見られる高騰の主な理由について、分かりやすく解説します。また、ビットコイン投資を始める上での基本的な知識や注意点についても詳しくご紹介します。
- ビットコインはどうして値上がりするの?
- ビットコインってどんな通貨なの?
- ビットコイン投資は今からでも始めたほうが良い?
\100円からビットコインが買える国内取引所 /
ビットコインはなぜ値上がりするのか?価格変動の要因・仕組み


ビットコインの価格は、株式などの金融資産と同様に、主に市場における需要と供給のバランスによって決定されます。しかし、ビットコインには独自の仕組みや特性があり、価格変動に独特の影響を与えています。以下では、ビットコインが値上がりする理由について詳しく見ていきましょう。
- 需給バランス
- 発行上限が決まっている
- 新規発行量の現状
- 投資家心理



ビットコインが値上がりする基本的な要因・仕組みを詳しく解説してくので参考にしてくださいね!
ビットコインの価格は需給バランスで決まる
ビットコインの価格を決める基本的な要因は、投資家によるビットコインの需給バランスです。買いたい人が増え(需要が増加)、売りたい人が減れば(供給が減少)、ビットコインは値上がりします。反対に、売りたい人が増え、買いたい人が減れば価格は下落します。
つまり、投資家の需給バランスの変動に合わせて、ビットコインの価格も常に変動しているのです。
発行上限が決まっている
ビットコインの大きな特徴の一つに、総発行枚数が2,100万枚とあらかじめ制限されている点があります。法定通貨のように中央銀行が存在しないビットコインは、発行数が増えるほど価値が下落する可能性があります。
そのため、あえて発行上限枚数を設けることで、市場のビットコインが多くなりすぎて価値が落ちるのを防いでいます。資源のように上限がある資産であることが、ビットコインの希少性の確保につながり、価格が上がる要因となっています。
新規発行量の残りが少ない
ビットコインは、「マイニング(採掘)」と呼ばれるプログラミング作業を通じて新規発行されます。マイニングは、ネットワーク上で発生したビットコインを用いた取引データを処理する計算作業のことです。この作業を完了させたユーザーに対し、作業の報酬として新しいビットコインが支払われ、市場に出ることで発行数が増える仕組みとなっています。
しかし、常にマイニングを行って新しいビットコインを支払っていると、短期間で発行上限に達してしまいます。そのため、マイニングによる新規発行量は、およそ4年に1度訪れる「半減期」というタイミングで、半分に減るように設定されています。
ビットコインの発行枚数は、2023年3月時点で約1,900万枚が発行済みとなっており、複数回の半減期を経て2140年頃に上限値の2,100万枚に達する見込みとなっています。つまり、残り約200万枚の発行に約120年かかる計算となり、今後の新規発行ペースは今までよりも大幅に制限されていることを示しています。
新規発行量が減少すれば、希少価値はさらに高まるため、今後も継続して価格が上昇していくでしょう。
投資家心理が大きく反映される
ビットコイン価格は、投資家の需給バランスで決まるのが原則です。そのため、市場に参加している投資家の心理が、ビットコインの価格に大きく反映されます。
例えば、大企業がビットコイン市場に参入したり、有名店舗での決済が可能になったりするニュースは、ビットコインの利便性や知名度を向上させます。そして、将来のビットコインの需要拡大に期待が高まります。
結果的に、投資家の需要も高まるため、ビットコインの価格が上昇します。反対に、各国の経済状況が悪くなったり、仮想通貨市場のリスクが表面化する事件が起きたりすると、リスクへの懸念から需要が下がり、価格が下落します。
さらに、投資判断を行うデータとして、「オンチェーン指標」というブロックチェーン上のデータに基づいた分析が使われています。この指標は、投資家心理や市場の動向を読み取る手がかりとなり、指標の内容によってビットコインの売買を決めることも少なくありません。



このように、さまざまなニュースや各国の経済状況、市場分析など、多岐にわたる情報に投資家は注目しています。正確な価格変動を予測するのは困難で、値上がりしてもその理由を判断するのが難しいとされています。
近年のビットコイン高騰の主な理由


ビットコインの価格は、何度も大きな値上がりを見せてきました。特に、近年は過去最高値を更新するなど、顕著な高騰が見られます。
- 世界的なインフレと法定通貨の価値下落
- 機関投資家・大企業の参入
- 買うタイミング(半減期)の到来
- 世界的な規制緩和・法整備の進展
- 個人投資家の増加



以下では、ビットコインの価格が近年なぜ高騰しているのか、主な理由を5つ解説します。
1.世界的なインフレと法定通貨の価値下落
近年、世界的にインフレが進んでおり、多くの法定通貨の価値が相対的に低下する状況に陥っています。そこで、法定通貨の価値を保つ手段としてビットコインが注目され、代替資産として選ばれるケースが増えています。
また、経済情勢が不安定な国では、通貨危機が発生し、自国通貨のさらなる価値下落や価値がなくなることを避けるために、世界的に信用の高いビットコインを購入する事例も増えています。
世界的な経済状況が複雑に絡み合った結果、新規投資家がビットコイン市場に参入する機会が増えたため、ビットコインの値上がりにつながっています。
2.機関投資家・大企業の参入
従来、ビットコイン市場は、個人投資家が中心でした。しかし、近年は大企業が積極的にビットコイン市場に参入しています。その結果、個人投資家がメインだった時よりも高額の取引が増え、ビットコインの価値高騰につながっています。
また、企業が市場に参入することで、ビットコインへの信頼性が向上しました。例えば、企業資産の一部としてビットコインを保有する方針を示したことで、信頼性・安全性が高まり、投資家の新規参入を促しました。
さらに、仮想通貨の規制緩和などが行われたことで、機関投資家が市場に参入しやすくなったことも、需要拡大の原因の一つです。従来よりもプロの投資家が増えたことで、市場への影響力も大きくなり、価格の大幅な値上がりにつながっています。
3.買うタイミング(半減期)の到来
ビットコインの発行ペースを調整するための半減期は、現在約4年ごとに実施されており、価格変動に大きな影響を与えるイベントとして広く認識されるようになりました。
実際に、過去の半減期後は価格が大きく上昇する傾向が見られ、多くの投資家は半減期を価格が上がる「買うタイミング」と捉えています。特に、2020年の半減期後には歴史的な高騰が起こっており、2024年4月に実施された半減期でも、さらなる価格上昇への期待を高める要因となりました。



ビットコイン市場への新規参入者が増えたことで、今まで以上に半減期への注目が高まっています。そのため、半減期による価格高騰の影響は今後さらに高まっていくでしょう。
また、半減期について下記の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。
【関連記事】ビットコインの価格が急上昇?! 2024年の「半減期」でいくらになる?


4.世界的な規制緩和・法整備の進展
仮想通貨が普及したことで、各国で仮想資産に関する規制緩和や法整備が進んでいます。日本では、2017年4月の改正資金決済法の施行により、仮想通貨が「財産的価値」を持つことが明確に規定されました。さらに、取引所の登録制が導入されるなど、安心して仮想通貨を利用できる環境整備が進められました。
参考:2019年6月に暗号資産への新たな規制にかかる法律が公布、ICOやデリバティブ取引への影響は?|BUSINESS LAWYERS – 実務に役立つ企業法務ポータル
アメリカでは、暗号資産に対する規制の不確実性が懸念されていましたが、現在は着実に規制緩和が進んでいます。特に、ビットコインの現物ETFが米国証券取引委員会に承認されたことで、価格高騰の重要な引き金となりました。
日本をはじめとして仮想通貨の規制緩和や法整備の進展は、市場の透明性や安全性を向上させ、新たな投資家層の参入を促しています。その結果、ビットコインの需要が大きく伸びたことに加え、半減期による買い時が合わさったことで、近年の価格高騰を実現させました。
5.個人投資家の増加
インターネットやSNSの普及により、様々な場面でビットコインに関する情報を目にするようになりました。その結果、多くの人にとってビットコインは身近な存在になり、個人投資家の増加につながっています。特に、実際にビットコインで利益を得た人の体験談などを読んだことで、不況やインフレへの懸念から、ビットコイン投資を検討する人が増加しました。
日本の仮想通貨保有者人口は、推計で約500万人といわれています。個人投資家の参入が進むことで市場全体の取引量が増加し、流動性が高まることで市場が活性化されます。ただし、まだ株式やFX市場に比べると取引量が少ないため、企業など一部の大きな取引でも価格に影響が出やすい側面もあります。
参考:日本国内で仮想通貨をやっている人の割合は約4%|認知度が低い理由や将来性について|ビットバンクプラス
ビットコインとは?基礎知識と仕組みを解説


値上がりを見せるビットコインに興味があっても、怪しいものというイメージを持つ人も多く、不安を持ったままでは投資を始められませんよね。以下では、ビットコインの理解を深めるために、そもそもビットコインとはどのようなものなのか、始まりや基本的な仕組みなどを改めて解説します。
ビットコインの始まり
ビットコインは、インターネット上に存在するデジタル通貨の一つです。2008年10月、サトシ・ナカモトと名乗る人物がインターネット上で公開した論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」が始まりとされています。
参考:「金融セクターにおけるトークナイゼーションの進展とブロックチェーンのRegTech/SupTechへの活用可能性に関する研究」研究結果報告書|株式会社クニエ
「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」には、ブロックチェーン技術を利用した中央管理者を必要としない電子的な決済システムについて記されています。この論文をもとに、2009年1月に最初のビットコインブロック(ジェネシスブロック)が生成され、開発・運用を開始します。
「中央管理者がいない通貨」という意味
ビットコインが画期的な特徴の一つに、円のような中央銀行や政府といった特定の発行主体や中央管理者が存在しない点が挙げられます。そのため、法定通貨とは異なり、国などの第三者が価値を保証するわけではありません。
代わりに、ビットコインはブロックチェーン技術を利用し、ユーザーが行った取引履歴を相互に管理・監視する仕組みが採用されています。取引の記録であるブロック(取引履歴)をチェーン状につなげていくことで、データの改ざんが事実上不可能となり、取引の正確性を維持しています。
仮想通貨とビットコインの違い
ビットコインは仮想通貨の代表的な通貨となっていますが、実際にはビットコインと一般的な仮想通貨には、少し異なる特徴があります。一般的な仮想通貨は、特定のゲームやウェブサイト内で使うことを目的とした、企業が運営主体となって発行している通貨を指します。
一方で、ビットコインは国家単位で運営される円やドルと同じく、世界中で経済活動を円滑に進めることを目指して作られた通貨です。そのため、ビットコインはインフラ的な役割もあり、特定の目的でのみ利用できる仮想通貨とは大きく異なっています。
金(ゴールド)と比較される理由
ビットコインは「デジタルゴールド」ともいわれるように、「金(ゴールド)」と比較されることがあります。背景には、ビットコインと金には次のような共通点があるためです。
- 流通量に上限がある:金には埋蔵量の限りがあり、ビットコインも総発行枚数が制限されているため、有限性が希少価値につながる
- 需要と供給で価値が決まる:どちらも投資家などの需要によって価値が決まる
- インフレヘッジ資産としての側面:法定通貨の価値下落や経済状況が悪くなると、自己資産の価値を保存する手段として選ばれることが多い
ただし、金とビットコインには大きな違いもあります。決済手段としての利便性です。ビットコインはそのままの状態で決済や送金が可能ですが、金は一度法定通貨に変える必要があります。また、金は物理的な移動や保管などに制限がかかることから、ビットコインの利便性は金よりも高いとされています。
ビットコイン価格の代表的な歴史


ビットコインの価格は、誕生から現在に至るまで、何度も大きな変動を繰り返してきました。以下では、ビットコインの価格推移の中でも代表的な価格変動について、時期や変動の背景・理由などを詳しく解説します。
合わせて、2025年以降どのように価格が変動していくのか、これからのビットコインの見通しについても解説します。
- 2017年の急騰
- 2021年に最高値記録
- 2022年の価格暴落
- 2024年以降の動き



併せて、2025年以降どのように価格が変動していくのか、これからのビットコインの見通しについても解説します。
2017年の急騰
2017年から2018年初頭にかけて、ビットコイン価格が高騰し「ビットコインバブル」と呼ばれました。この急騰の背景は、ビットコインに世界的な注目が集まり、多くの機関投資家や大手金融機関が仮想通貨市場に参入し始めたことがあります。
日本でも仮想通貨取引が行えるようになったこともあり、日本のユーザーも積極的に取引を始めました。需要が供給を大幅に上回った結果、1BTCあたり200万円を突破するなど価格が急騰しました。
2021年に最高値記録
2017年の急騰後、2020年後半から2021年にかけて、再度ビットコインは急騰しました。2021年には一時的に700万円を突破するなど、2017年の急騰を超える上昇を見せました。
急騰の背景には、仮想通貨ETFの登場、ビットコイン決済の開始、NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)の普及など、仮想通貨業界全体が盛り上がっていたことが挙げられます。特に、新技術への注目と日常生活への普及により、需要が大きく伸びたとされています。
2022年の価格暴落
順調に値上がりしていたビットコインですが、2022年は仮想通貨市場全体が緩やかに下落していました。特に、2022年5月にはステーブルコイン「UST」の暴落に端を発する「LUNAショック」が発生し、ビットコインを含めた仮想通貨全体が暴落しました。
さらに、2022年末に大手の仮想通貨取引所である「FTX」が経営破綻したことを受け、仮想通貨市場全体で価格が上昇しにくい時期に突入しました。さらに、アメリカの金融政策や仮想通貨の規制強化が行われたこともあり、市場全体の下落を促進しました。
ビットコインの価格暴落については、下記の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】ビットコインが大暴落⁈ 現物ETF承認で噂される「事実売り」とは?


2024年以降の動き
2022年の大暴落から一転し、2023年後半から2024年にかけて、ビットコインの価格は再び大きく上昇しました。要因には、アメリカがビットコインの現物ETFを承認したこと、半減期が訪れたことが関係しています。
複数の要因が重なったことで、ビットコインは2024年末には1,600万円台、2025年5月にはドル建てで11万ドルという史上最高値を更新します。一方で、2025年は大規模なハッキング事件などが発生し、ユーザーのリスク管理が働いたことで、市場は緩やかな下落傾向が見られています。
参考:ビットコイン(仮想通貨BTC)の今後は?2025年価格予想や将来性を解説!|CRYPTO INSIGHT
ビットコインの今後の見通し
ビットコインの価格は複雑な要因で変動しているため、今後もさまざまな要因によって変動が続くと予想されています。
具体的には、半減期による供給量減少で希少性が高くなるため、長期的に価格上昇を続ける可能性が考えられます。また、ビットコイン現物ETFの承認により、より多くの投資家が市場に参入しやすくなり、市場が加熱し価格が上昇する期待もあります。
一方で、マイニング報酬が減少することで、マイニングを行うマイナーの撤退が増え、取引検証の仕組みの維持が難しくなり、信用低下につながる可能性も指摘されています。さらに、世界経済の不確実性や地政学的な緊張、米国の金融政策の動向なども価格に影響を与えると考えられます。
専門家の中には、今後も価格が上昇する可能性を示しつつも、価格がゼロになる可能性も指摘する人もいます。ボラティリティ(価格変動)が極めて高い資産であることもあり、良い見通しだけを信じるのではなく、きちんとリスク管理を行うことも大切です。
ビットコイン投資のメリット・デメリット


ビットコイン投資は、魅力的なメリットがある一方で、認識しておくべきデメリットやリスクも存在します。以下では、メリットとデメリットについて詳しく解説します。
ビットコイン投資を行うメリット
ビットコイン投資を行う主なメリットには、次のようなことが挙げられます。
- 少額から始められる:国内取引所では数百円程度の少額から投資できる場合が多く、まとまった資金がなくても始められる
- 24時間365日取引可能:仮想通貨取引所では、原則24時間365日取引ができるため、自分の都合の良い時間に取引ができる
- 資産分散の観点:従来の資産(株式や債券など)とは異なる値動きをする傾向があり、資産分散効果が期待できる
- 海外送金手段としての利便性が高い:金融機関を介さずに直接取引でき、海外送金などにかかる手数料や時間を抑えられる
- 大きなリターンの可能性:変動性が高く、今後の成長による大きなリターンが期待できる
ビットコイン投資のデメリット・リスク
ビットコイン投資には、以下のようなデメリットやリスクが伴うため注意が必要です。
- 価格変動(ボラティリティ)が大きい:短期間で大きく値上がりする可能性がある一方で、急激な暴落により大きな損失を被るリスクがある
- ハッキングや詐欺のリスク:仮想通貨取引所や個人ウォレットのハッキング被害や、甘い勧誘による詐欺被害が発生している
- 税金・確定申告の注意点:ビットコイン投資で得た利益は、原則として「雑所得」に区分され、総合課税の対象となる
- 専門用語が多くわかりにくい:初心者には馴染みのない専門用語や仕組みが多く、不測の事態に対処しづらい
- スケーラビリティ問題:1秒間に処理できる取引の数が限られているため、取引処理の遅延や手数料の高騰が発生する場合がある
今からでもビットコインを始めるべき3つの理由


ビットコイン投資を多くの人が始めているため、「今からでも遅くないのか?」と不安に思う人も多いでしょう。以下では、今からでもビットコインを始めた方が良い理由を3つの観点から解説します。
1.初期投資額が高くない
ビットコインは、基準となる1BTCあたりの価格が高い場合でも、小さな単位で取引が可能です。多くの国内取引所では、数百円程度、あるいは1円相当から投資を始められます。株式投資などのように、初期投資額が数十万円程度必要になることがないので、初期資金が貯まるのを待つ必要がありません。
また、分割購入を活用すれば、価格変動リスクを分散しながら、長期的に資産を増やすことも可能です。少額からスタートすると損失も少ないため、投資初心者でも低リスクで投資に挑戦できる環境が整っています。
2.取引の時間・場所を選ばない
株式など、多くの金融商品には取引時間に制限が設けられています。しかし、ビットコインは仮想通貨取引所を通じて、24時間365日取引が可能です。インターネット環境さえあれば、スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも取引できます。
そのため、日中は仕事などで忙しい人でも、自分のライフスタイルに合わせて取引のタイミングを選べます。忙しいビジネスパーソンや主婦など、どのような人でも手軽に資産運用ができるのは、ビットコインならではの強みです。
3.資産分散として活用できる
ビットコインは、株式や債券などの金融資産とは異なる特性があります。価格変動の要因も異なり、従来なら資産が下落する局面でも、ビットコインなら値上がりすることもあります。
そのため、投資ポートフォリオの一部にビットコインを組み込むことで、全体の資産が特定の市場リスクに集中することを避けられ、リスク分散を図るツールとして活用できます。また、インフレや通貨安などの経済リスクに対しても、ビットコインは有効です。
ビットコイン投資の始め方と注意点


以下では、実際にビットコイン投資を始めるための基本的な流れと、特に初心者が気を付けるべきポイントについて解説します。
ビットコイン取引所の選び方
ビットコイン取引を始めるには、まず仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。しかし、多くの取引所が存在するため、信頼性や手数料などを比較して選ぶことが重要です。取引所を選ぶときは、次のポイントを参考にしてください。
- 信頼性と安全性:金融庁の暗号資産交換業者として登録されているか確認し、二段階認証などセキュリティ対策が充実している取引所を選ぶ
- 手数料:取引手数料や入出金手数料など、手数料の低い取引所を選ぶ
- 取扱銘柄:ビットコインはもちろん、取扱銘柄数の豊富さで選ぶ



複数の取引所に口座を開設しておけば、リスク分散になります。1つの取引所に絞らないことも戦略の1つです。
下記の記事では、仮想通貨の基礎知識を解説しています。知っておくと、取引所の比較がスムーズになるので、以下の記事も取引所選びに活用してください。
【関連記事】仮想通貨とはブロックチェーン技術がもたらす通貨革命!取引に必要な基礎知識を解説


口座開設の主な流れ
一般的な仮想通貨取引所の口座開設手続きは、次の流れに沿って行います。
- アカウント登録:取引所の公式サイトやアプリで個人情報を登録する
- 本人確認書類の提出と情報入力:運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認書類を提出する
- 審査・承認:取引所の審査を経て、通常数日以内で口座開設が完了する



最近では、スマートフォンだけで簡単に口座開設できる取引所も増えています。登録方法によっては数分~数十分で審査が完了する場合もあり、すぐにビットコイン投資をスタートできます。
初心者が注意すべきポイント
ビットコインは価格が下落するなど、様々なリスクがあります。そのため、これからビットコイン投資を始める初心者は、次のポイントに注意して取引を始めましょう。
- 価格変動リスクの理解:ビットコインは価格変動が非常に大きいため、余剰資金で行う
- セキュリティ対策:取引所のセキュリティに加え、個人でもパスワード管理の徹底や二段階認証の設定などを行う
- 税金の取り扱い:仮想通貨の利益には税金がかかり、場合によっては確定申告が必要なため、忘れずに手続きを行う
- 詐欺に注意:「絶対儲かる」「元本保証」といった甘い勧誘は詐欺の可能性が高いので要注意
- 少額から始める:リスクを最小限に抑えるため、最初は少額投資から行い、経験を積みながら投資額を増やしていく
- 損切りの基準を決める:価格が下落した時に備え、あらかじめ損切り(損失を確定させる決済)の基準を決めておく
上記のポイントを踏まえて取引を始めることで、リスクを最小限に抑えつつ、ビットコイン投資のメリットを最大限に活用できます。
まとめ


ビットコインは、中央管理者が存在しないデジタル通貨として、2009年に誕生した仮想通貨です。価格は需要と供給のバランスや幅広い要因によって大きく変動し、過去にはバブル的な高騰だけでなく、市場全体の混乱による暴落も経験しました。しかし、価格は誕生以来右肩上がりを続けており、今後も値上がりが期待されています。
また、ビットコイン投資には、少額から始められる、24時間365日取引可能、資産分散に活用できるといったメリットがあります。一方で、価格変動が非常に大きい、ハッキングや詐欺のリスクがある、税金計算が複雑といったデメリット・リスクがあることも理解しておくことが大切です。
ビットコイン投資を始めるタイミングに遅いということはありませんが、始めるなら早い方が利益を得やすいのが実態です。そのため、本記事を参考にして、ビットコインのメリットやリスクをしっかりと捉え、ぜひビットコイン投資を始めてみましょう。
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